2006年実写邦画ナンバーワンとなった前作同様、

今回も観ている側も息苦しくなってくる生死の狭間を漂うシーンや

人命救助に奔走する感動ストーリー。



私は、映像が暗くなるのを覚悟して3Dで観ましたが、

確かに火災が起き、切れた電線がこちらに迫ってきたり

海中の奥行きを表現するのには十分だと思います。

ただ、やはり暗さを感じることは否めませんでしたので、

メガネをかけたり取ったりしまして観ておりました。




■Jewel Box■ ■Jewel Box■



昨晩も地上波で放映されていましたが、

当初よりもず~っと仙崎大輔扮する伊藤英明さんが男っぽくなりましたね。

そして、佐藤隆太さん(吉岡哲也役)との男の友情、

会話が見ていて楽しい。

本当は危険で助けられるかどうかわからないのに(←いつもそうなのですが)

不安を与えないよう、吉岡が大輔に向かっていうセリフがいいです。

「あとでさくっと助けに行きますからね。」

私は、危険なときや困難なときに

ジョークを交えて話せるひとが一番強いと思う。




■Jewel Box■ ■Jewel Box■



新たに新米潜水士として参加した三浦翔平クンは、

大輔とバディを組むのですが、

途中、あまりの恐怖で死に対する恐怖と弱音を大輔に吐露します。

大輔は叱るわけでもなく、ただ淡々と

「自分も怖い・・・。でも自分たちが怖いということを顔に出したら

ほかの人たちが恐怖に怯えるだろう。」とカッコつけず本音を言うシーン、

映画ですが、心の中で頭が下がりました。

三浦クンの徐々に成長するする姿も微笑ましいです。



伊藤さんの迫真の演技、

またその反面、はらはらしながら待つ妻(加藤あい)に見せる

おちゃめでやんちゃな部分、

ギャップがあってなかなかいいですね~。ニコニコ




■Jewel Box■ ■Jewel Box■

(C)2010フジテレビジョンROBOTポニーキャニオン東宝小学館エー・チームFNS27社



■Jewel Box■

中盤で問題になる、国益か人名救助かという問題を織り交ぜながら

離れた場所で見守るしかできない者の決断と試行錯誤が

こちらまで伝わります。

信頼することの大切さを身をもって説いている人間ドラマ。



ラストで流れるEXILEの『もっと強く』が、

壮大で叙情的なシーンをさらに盛り上げています。



観ている最中は怖くて寒気が走るのですが、

観終わりますと、心の中にじ~んとあたたかいものが

流れましたよ。。はぁと




               海