美しいアンジェリーナ・ジョリーが、北朝鮮からスパイ容疑で酷い拷問を受け、
血まみれになっているというショッキングなシーンから始まる『ソルト』。
今回の彼女の役柄は、優秀なCIA分析官であるイヴリン・ソルト。
ロシアからの亡命者を尋問したことによって、
スパイと同姓同名であるソルトに、二重スパイの疑いをかけられる
という、ミステリアスなキャラクターを演じます。
破壊工作、暗殺を目的に冷戦時代のソ連に存在していた
特殊養成機関”KAプログラム”。
そこで英才教育を受けた(観ていてビックリします)スパイたちは、
アメリカに渡り、任務を遂行するまで、何十年でも一般市民として
暮らす”スリーパー”として今も潜んでいるのだそうです。
任務遂行のためには、命を落とすことをも厭わない
冷静沈着なスパイでも、熱い心や弱さをも持ち合わせている
のです。
フィクションなのですが、
あまりにもリアリティ過ぎて、迫力のあるストーリーに
仕上がっていますね。
ただ、ところどころ、
こんなに上手くいくかしら、と思う箇所はありますが
最初から息をつく間もないほど、
二転三転する予測不可能なスピーディーな展開に
引き込まれます。
CIAの裏をかくほどの変装も見もの。
ソルト=アンジーと思うくらい
精神、肉体面のタフさとクールなカッコよさ。
登場する人物の誰が味方か敵かがわからず、
ラストまで目が離せません。
もしかすると、、、
映画のこの終わり方から、『ソルト2』ができそうな予感。。