「ボーン」シリーズでのゴールデンコンビ、ポール・グリーングラス監督と
マット・ディモンとのアクション大作。
同じ戦争モノの『ハート・ロッカー』と比較されがちですが、
私にとりましては、どちらも重い!です。
『グリーン・ゾーン』とはイラクの米軍駐留地のことをいい、
マット・ディモン扮するロイと彼の部隊が、大量核兵器の所在を追う
極秘任務に就くのですが、このストーリーはそれだけにとどまらず・・・。
使命感にかられながら正義を信じるロイとそれを妨害しようとする
国防総省の幹部、そのうえ、激しく対立する国防総省とCIA。
一筋縄ではいかない国際政治や情報操作、そして戦争の裏側と
いったどろどろとした内容が描かれています。
(C)2009UniversalStudios.
原題: GREEN ZONE(2010年 米)
本当に戦場にいるような臨場感と緊迫感で、観終わったあと
どっと疲れました~~。
それだけ作品としては出来がいいのでしょうが。。
本作の原案となりましたのは、
ワシントン・ポスト紙の元バグダッド支局長ラジブ・チャンドラセカランが
著しましたノンフィクション。
相変わらず、体を張った演技をするマット・ディモンとリアリティを追求した
グリーングラス監督の気合いが、スクリーンから伝わってくる作品です。