この映画の題材でありますギリシャ神話は、
魅力的なキャラや要素で満ちあふれています。
神々の王ゼウスの息子である半神のペルセウス、
その目を合わせた者は石になってしまうといわれている
妖女メデューサ、
神しか乗れない天馬、ペガサス。
ストーリーのコアとなりますのは、
神々とその横暴に反旗を翻した人間との覇権争い。
それに、魔物が入り混じって戦うのですが、
あまり3Dの立体感や凄さを感じられなかったような・・・。
3Dで観ますとレンズの影響で画像が暗くなってしまいますので
2Dでもいいかもしれません。
(C)2010WARNERBROSENTERTAINMENTINCANDLEGENDARYPICTURES
原題: CLASH OF THE TITANS(2010年 米)
全能の神ゼウスと人間の間に生まれた半神半人の英雄、ペルセウスを
演じるのは、『ターミネーター4』、『アバター』のサム・ワーシントン。
’81年のオリジナル版(同タイトル)では、ペルセウスは、自身がデミゴッド
(半神半人)であることを受け入れたのですが、本作では、決して神に
なりたがらない。
人間として使命を果たして生きていく・・・、
そこが決定的に違うところですね。
右のお写真は、永遠に歳をとらない”使命の守護神”イオを演じます、
ジェマ・アータートン。
かつて、『007/慰めの報酬』でボンドガールを演じていて、
5月末公開の『プリンス・オブ・ペルシャ/時間の砂』に出演します、
正統派の美人女優です。
テレビの予告編で出てきます
大海獣クラーケン(右のお写真)は、恐ろしいのですが、
ラストに出てくるだけですので、ちょっとあっけない。
神話をベースにしているだけに内容は解かりやすいですが、
ところどころにもう少し時間をかけてもいいのでは、というのが
本音です。
神話の世界を髣髴とさせるロケーションや魔物たちの映像技術は
見応えあり!の作品。