父の仕事で、少しの間ニューヨークに滞在していたことが
あります。
小さいながらも、オシャレで親切なひとたちだなあ、と
ニューヨーカーを眺めていたことを覚えています。
その頃の私といえば人見知りで、自分の意見を口に出す
ことができず、ましてや、初対面の方に対して、仕方がなく
小さな声で「こんにちは」と言うだけで精一杯。
情けない女の子なのでした。
でも、彼らの親しげな挨拶やおしゃべりは、
決して嫌いではありませんでした。
(ちょっぴり押し付けがましいところもありましたが・・・)
なぜなら、その言葉の端々に温かさや思いやりを
感じられたから・・・。
この本を手に取ったとき、その表紙からそこはかとなく漂う、
ニューヨークの雰囲気を感じ取ることができ、引寄せられました。
決して奇をてらうような事柄が書かれているわけではなく、
ニューヨーカーの普段の暮らしぶりのエピソード集。
こころが疲れたときや迷いあぐねているときに読みますと
彼らに刺激を受けて元気になる本なのです。
『SATC』のキャリーたちが、今にも出てきそう・・・。
ひとことで言えば、
魅力的で好奇心がつきない街、人々でしょうか。。
内容はですね、もちろん
My hat's off to you. (まさに脱帽で~す)