浅田次郎氏の同タイトル小説のドラマ化で、
第二次世界大戦時の戦災孤児について鮮明に描かれています。
『シューシャイン』は、靴磨きのこと。
両親を失った一郎(西田敏行)は、菊治(大滝秀治)に助けられ
一緒に靴磨きの仕事をするようになる。
が、菊治は、一郎に向かって
「男だったら、こんなことをしていないで出世しろ!」と。
のちに会社社長になった一郎は、
新宿のガード下で靴磨きをしている菊治と出会う・・・。
銀行のリストラ担当から一郎の運転手になった塚田(柳葉敏郎)は、
この不思議な人間関係を目の当たりにして考えさせられる。
大滝さん、西田さんの演技やセリフの上手さに
こころが打たれました。
父のように、いえ、このような状況下で育ててくれた菊治に対して
ずっと恩義を感じていて、彼のために大きな家を建てたという一郎。
でも、菊治は、この申し出に甘んじず、ひそかに一郎の前から
姿を消すのです。
今や、日本では忘れられた謙虚さと恩義。
『ビルばかり大きくなって人間が小さくなった』というセリフが
このドラマのコア。
ラストで、、、
一郎が、社長の座を譲って、『シューシャインオールドボーイ』に
戻るところがいかにも浅田氏らしい小粋なストーリーですね。
(ケイタイフォト)
早速、スタバで飲んだハニーオレンジフラペチーノ。