ハリウッドでは、いまや3D映画が主流となっていると
今晩のNHKニュースでも伝えられていましたが、
本作品は、伝統的なディズニーの手描き長編アニメです。
名作『アラジン』を生んだ監督コンビによっての
5年ぶりの復活だそう。
幼い頃、ディズニー作品の新作が出るたびに
母が観に連れて行ってくれましたので
今でも一緒に行くのです。
舞台は、アメリカ南部のニューオリンズ。
貧しい家庭で育ったティアナは、レストランを開く夢を胸に
抱いていました。
そして、魔術師によってカエルに変えられたナヴィーン王子に
「キスをしてほしい」と頼まれるのです。
(グリム童話の『カエルの王子』がベースになっているのかな~と
思わせるのですが、これがちょっと違うのですよ)
御伽噺の王道をいくのであれば、
ここで、王子様にキスをすれば(ティアナは嫌々するのです)
王子様は人間に戻り、そしてティアナは夢がかなうことになり
「めでたし、めでたし」となるところなのですが、
ティアナまでカエルになってしまうのです。(右のフォト)
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原題: THE PRINCESS AND THE FROG (2009年 米)
ティアナ役が『ドリームガールズ』のアニカ・ノニ・ローズ。
ミュージカル仕立てになっていますので、
うっとりと聴き入ってしまいます。
原点回帰したディズニーの本作品の見どころは、
王子様に憧れるかわいらしい女の子ではなくって
自分の夢をかなえるために、仕事に頑張り、成長していく
等身大のヒロインを描いているところですね。
ステキなストーリーと音楽(主題歌はNE-YO)によって魔法をかけられ
幸せ~な気持ちに包まれるファンタジーです。