世界30カ国以上でベストセラーになりました
『The Lovely Bones(アリス・シーボルト著)』の映画化です。
前半は、ぐいぐいと惹きつけられたのですが、
後半は、残念ながら間延びしたような・・・。
主人公である14歳の少女、スージーが殺されるという
ショッキングなストーリーなのですが、
ひとの悲しみ、苦しみだけではない心のひだが
描かれています。
時折、くすっと笑みがこぼれるシーンもあるのですよ。
(C)2009DWSTUDIOSL.L.C.ALLRIGHTSRESERVED
原題: THE LOVELY BONES
【あらすじ】今回は省きますね。
この世と天国との狭間にいるスージーが、
愛する家族に想いが残り(当たり前ですよね)、
家の中をさまよう辺りは、涙がこぼれます。
何でこんなカワイイ、夢と希望にあふれていた女の子を、と
こちらまで犯人が憎くなります。
犯人探しに明け暮れる父、
自分の娘を守れなかったと自己を責める母、
犯人の目星をつける利発な妹、
ここで、祖母役のキャラクターがあっけらかんとして
いるところが、ささやかな笑いを誘います。
全体的にもう少し家族それぞれの心情を描かないと
どうしてこうなるのか、というシーンがところどころに
見受けられました。
また、衝撃的な題材を、ファンタジーで包み込んだところは、
賛否両論あると思われます。
スージーたちのいる天国がただただ美しく
楽しそうな少女たちの笑い声は救いですね。
結末は、想像していたものとは違っておりましたが、
確信いたしましたのは、
「完全犯罪はありえない!」ということ。
そう、まさしく天罰はくだるのですよ!
世の中には、愛情によって理屈では説明のできない
不思議なことが起きるのかもしれない・・・。
最後に、、、
スージーに恋を成就させてあげたかったな~。。