韓国ドラマの大ファンである友人に誘われて
観にいったのですが、大正解!
大ブレイクする前の『冬ソナ』も
彼女からのオススメで知りました。
韓国では、母親と息子の絆は
とりわけ強いといわれます。
いつの時代でも、
息子を思う母親の愛情は
果てしなく強くって、、、深いです。
【あらすじ】
ある小さな町の漢方薬店で働く母親(キム・ヘジャ)は
ひとり息子(ウォンビン)を可愛がっている。
母ひとり、子ひとりだけに
いっそう息子を守ろうとしているのである。
その息子が、女学生殺しの犯人と疑われ逮捕される。
状況証拠は不利、弁護士などはあてにならない。
母親は、自分の力で真犯人を見つけようとする。
母親役には、「韓国の母」といわれている
国民的名女優のキム・ヘジャ。
これまでの、優しい母親役とは違い、
優しさと同時に鬼気迫る心の闇を抱えた役柄。
息子を逮捕されたときの
嘆きや悲しみ、落胆、、絶望。
揺れ動く心理描写が、凄いです。
息子役のウォンビン(韓国四天王のひとり)は、
兵役後初の出演だそう。
あまりにも残虐なシーンが多く、直視できなくて
10分ほど席をはずしてしまった『ブラザー・フッド』
以来かな。。
監督は、あの傑作『殺人の追憶』のポン・ジュノ監督。
日本のある名監督が、この映画を観て衝撃を受け
「とても自分には作れない」と感嘆したといいます。
ストーリーの結末の意外性もさることながら、
雨のシーンが印象的。。
映画を観終わってひとこと、
唸るほどの力作でした。