あいにく、公開当時に見損なってしましましたので
DVD化を待ち望んでいました。
『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』は、
F・スコット・フィッツジェラルドの原作小説の映画化となります。
原作と映画の大きな相違点といえば、
原作では、外見も中味も老人なので、
産まれたばかりなのにお話ができたり、
子どもなのに喫煙をしたりと行為はまさしく
れっきとした”大人”でしたが、
映画では、外見は老人で中味は子どもという点。
原作の描かれ方も好きでしたが、
映画での外見と内面のギャップからくる主人公の
苦悩も、よく表現されていたと思います。
”時間”がさかのぼる時計~大変興味がありますが~が
時計職人の嘆きによって作られたことにより、
人生をさかのぼって、若返っていくベンジャミン(ブラピ)の
物語です。
個人的には、やっぱり若者メイクのブラピが
カッコよくって好きですね~。
原題:THE CURIOUS CASE OF BENJAMIN BUTTON
(2008年、米)
ケイト・ブランシェットのバレエを踊っている
レオタード姿は、なんとも優雅で美しかったです。
若き日から84歳の老女を演じきった彼女、
美しい女性は、いくつになっても美しい、
そんな感を改めて受けました。
特殊メイクや映像が巧みで、
そういう観点からも、見応え十分の映画といえます。
DVDで繰り返して見たい作品のひとつです。
若いときには、「自分は永遠に生きる」と思って、
貴重な時間を無駄に使っていますが、
この映画を観ますと、
「今を一生懸命生きたい!」と思えるようになりますね。。