実際には、ほとんど知らない”プロレス”の世界ですが、

公開前から観たくて仕方のなかった映画、『レスラー』。

たぶん、ミッキー・ロークが主演だからかな。。ニコニコ



かつて、キム・ベイシンガーと『ナインハーフ』に出演。

”セクシーな俳優”として名を馳せます。

その後、念願のプロボクサーに転向するのですが、

”セクシーな美しい顔”は、見るも無惨なほどボコボコにされ、

何もかも失くしてどん底状態だったそうです。




■Jewel Box■



そんなミッキー・ロークの起死回生の作品、『レスラー』は

実生活でもどん底をなめた彼が、

全身全霊をこめて演じきったヒューマンドラマなのです。




■Jewel Box■



【あらすじ】

ランディ(ミッキー・ローク)は、ザ・ラムのニックネームで

知られるプロレスラーで、全盛期には、雑誌の表紙を飾る

ほどの栄華を極めたが、20年経った今は、どさ廻りの興行

に出場しながら、スーパーでアルバイトをこなしている。



ある日、試合後に心臓発作を起こした彼は、(レスラーは

クスリ漬けの日々で、その副作用)引退を考える。



孤独になった彼は、お気に入りのストリッパー、キャシディ

(マリサ・トメイ)からの助言通り、今は心が通わなくなり、

疎遠になってしまった娘に連絡をする。



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娘のためにプレゼントを選び、彼女の気に入っていた場所を

散歩したりして、親らしいことをしてこなかったことを詫び、

どうにか許してもらえる。




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だが、約束を守らなかったことで、再び娘の心は離れてしまい、

また同時期に、スーパーで嘲笑されたことから

彼は、引退したはずのレスラーに戻ってしまう。



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心臓発作が起きようが、

彼の居場所は、プロレスの会場なんですね。



彼が、プロレスラーの”ランディ”を大事にしている

シーンが、ところどころに出てきます。



レスラーのスイッチが入ると

かかる音楽が、ブルース・スプリングスティーン。

親交のあった彼は、ロークのために

ノーギャラで曲音譜を提供したそう。

これがまた、カッコイイのです。グー



劇中には、20名を越えるプロレスラーが登場して

迫力のあるプロレスシーンです。

(ファンの方でしたら、お分かりになるでしょうね。)


私、先週、今週と流血シーンで、ちょっと、、、でした。あせる



でも、プロレスというショービジネスの裏側を垣間見ることが

できて面白かったですね。



悪役の人たちとの打ち合わせや

レスラー同士、みんな仲がよかったりして・・・。

試合の最中に、具合の悪くなった彼をいたわり、

心配するところは、その外見とは反して本当に優しい!niko*



本来は、ニコラス・ケイジを主演に迎えるところを

アロノフスキー監督が、ロークの起用を守り抜いたそうです。



ラストシーンでは、、、

ランディのプロレスに対する思い、プライドが痛いほど分かり

彼の心音とともに、今でも心に響いています。。




           はぁと