午後から、新築工事のため暫く休館となります歌舞伎座で
「壽初春大歌舞伎」を観てまいりました。
( 平成22年4月興行まで)
午後4時半開演の夜の部です。
開演まで、母と銀座でお買い物。
見慣れたこちらの建築が、もうすぐ無くなってしまうのは少し淋しいですね。
新しい歌舞伎座も日本伝統芸術の場として、相応しいデザインであることを
切に願っております。
ことぶきそがのたいめん
■壽曽我対面
吉右衛門の曽我五郎、菊五郎の曽我十郎、幸四郎の工藤という、
「さよなら公演」ならではの豪華配役で上演されます注目の舞台です。
しゅんぎょうかがみじし
■春興鏡獅子(新歌舞伎十八番の内)
新年を壽ぐにふさわしい長唄舞踏(これは見ものです)の大曲を勘三郎が
見事に舞う舞台です。
舞台の前は心を慎み、どなたとも会わないほどのストイックな踊りだそう。
いわしうりこいのひきあみ
■鰯賣恋曳網
定評のある勘三郎の猿源氏に玉三郎の蛍火という顔合わせで
笑いと艶のある三島(由紀夫)歌舞伎の名作を楽しめます。
玉三郎が遊女姿で登場する場面は、ため息もののあでやかさです。
立ち姿だけで、オーラを放っていらっしゃいますよね。
華やいだ雰囲気を充分堪能したひとときでございました。
また、来月もまいりたいと思っております。
あ、そうそう、帰りに歌舞伎座の駐車場で、生染五郎をお見かけする
ことができましたよ~。
とってもステキでした。。