新聞の書評欄を読んで、興味を惹かれた本です。
ルイズ・ブルックス、ココ・シャネル、宇野千代、川島芳子、大屋政子といった
錚々たる20世紀セレブたちの、ある意味爽快ともいえる破天荒ぶりが
こと細かに紹介されています。
ひたすら恋に生きるニンフタイプ
芸術家を魅了するミューズタイプ
卓越した才能を持つカリスマタイプ
各人のファッション、あだ名、ペットの名前(なぜかネズミが多い?)
大物ぶりを象徴する名セリフ、辞世の句、など
やはり、ただ者ではないと思わせるセレブたち。
隅々まで、その内容に相応しいアンティークでしゃれた装丁です。
底抜けに楽しく華やかな反面、身を滅ぼしたり、狂ってしまったりと
0か100のリスキーな人生なんですね。
ただ、どんな状況に置かれても、彼女たちは信念と気高さを失わない
本家本元、真のセレブなのです。
人間の基本的なコアの部分が確立されていればこその破天荒ぶり
ですので、一般人には到底真似ができない。。
擬似人生を想像するだけでも、読後、スカ~っと爽快になります。
今年最後に読んだパワーをいただける本でしたので、
来年に向けてモチベーションの上がる一冊でした。。