『パンドラの箱』
ゼウスがパンドラに与えた、美、音楽、料理といったあらゆる能力のうち、
最後に与えた能力が「好奇心」だった。
「絶対に開けてはならない」という禁断の箱とともに・・・。
ある日、パンドラは「好奇心」によって、「開けてはならない箱」を開けてしまう。
その箱から出てきたのは、「怒り」「憎しみ」「悲しみ」「復讐」「疫病」「犯罪」
といった、それまで地上には存在しなかったありとあらゆる災いだったのである。
そしてその災いが黒煙となって、世界を覆い始めたのであった。
パンドラは急いでその箱を閉めようとしたが、時は既に遅しだったのである。
たった一筋の光である「希望」を箱の奥底に残して・・・。
出世を諦め、家族にも見捨てられた医師が、長い年月をかけ
たったひとりで研究し続けてきた癌特効薬。
人々が待ち望んでいた「新薬」だったが、なんと、
それを取り巻くさまざまな人間の欲望をむき出しにしてしまう。
人体実験を切望する医師に、大学病院は時期尚早と認めない。
そんな時、 思いあぐねていた医師は、末期癌で余命半年の投げやりな少女
と出会い、法を犯してまでも新薬開発のため治験に臨む。
「新薬」というパンドラの箱を開けてしまったがゆえの
哀しい人間の業が、鋭く描き出されている。
テーマからして、ぐいぐい惹きつけられる作品の脚本は、
『白い巨塔』でおなじみの井上由美子氏。
ほかに、NHK朝の連続テレビ小説『ひまわり』をはじめ、『GOOD LUCK!』
『14才の母』など。
07年、町の弁護士を描いた『マチベン』にて、
向田邦子賞、芸術選奨文部科学大臣賞を受賞。
【監督】 河毛俊作 『星になった少年』
若松節朗 『振り返れば奴がいる』
小林義則 『アンフェア』
【キャスト】 三上博史 柳葉敏郎 小西真奈美
小野武彦 國村隼 ほか
これだけの豪華監督、俳優陣で作り上げた内容の濃いストーリー。
複雑な人間関係とその内部で渦巻く心理戦、
思わず息を飲むような展開に目が釘付けになります!
2008年WOWOWで限定放送されたものが、なんと!
2008年11月5日 レンタル開始
2008年12月3日 DVD コレクターズボックス発売
となります。
是非、問題意識を持って観ていただきたい社会派ドラマです。
ご興味のある方は、HPをご覧くださいね。
こちらは、CyberBuzz 様からの案件によるものです。
当初より興味深く、観たかったドラマのDVDをお送りいただきま
したこと、厚く御礼申し上げます。