以前、当ブログで記事にいたしましたお知り合いのDさんからのメールを
アップしたいと思います。
(ご本人には、ご了承いただいております)
午前中、以下のようなメールがまいりました。
『実は、今さっきまで庭のさくらんぼの木で鳥(多分セキレイ)を救助してました・・・。
朝、何気なくベランダにいたら、庭にさくらんぼの木があるんだけど、(それには実がなるので
啄まれないように、細かい目のネットを木のてっぺんからかぶせてあるのね)多分地上に近い
下から入って上から出ようとしたんだろうけど、片羽がネットに絡んで飛び立てなくなっていた
ため、脚立を持ってきて救助していました。
ネットを切ってしまったので、切った部分の糸を結んで繋ぎ合わせるのがかなり面倒だった。
でも、つがいで居たらしく1㍍位離れた枝のところにもう一匹が留まっていて、ずっと作業を見て
いたのは少し感動した。
救助して飛び立つときに一緒に飛んで行きました。。
とは言っても疲れました』
私は、このメールを読んでとっても感動し、何度も読み返しました。
もちろん、Dさんのやさしさはもちろんですが、つがいの鳥に対してもです。
きっと、ネットにからんだのは、いたずら好きな男の子鳥のほうで、待っていたのは女の子鳥
だったのかもしれませんね。。
そして、2通目。
『庭に植えてあるとはいえ、自然にはないネットを付けてしまったのは人間なわけで…
なんだか、少し複雑だった。。
ネットをハサミで切って羽に絡んでいるものも羽を切らないように細かく切る作業をしたんだけれど、
全部、取り除いた後、地面に放してあげたときに、怯えててすぐに飛べなかったものね。
そりゃあ自分の何十倍もの物体にしばらくは掴まれていたわけだから想像を絶する恐怖感だった
でしょうね…
知恵のある人間だけが自然な状態に歪みを与えているわけで、少し考えさせられた時間でした。
他の生き物から見たら人間のエゴはどういう風に映っているのでしょうか…。』

とっても、奥の深い考えさせられるメールでした。
私の返信は、
『時折起こる天変地異は、自然界の怒りなのだと思います。
でも、ネットをかけなければ、さくらんぼがつっつかれてしまうわけだし、全部が平等に
平和を手にすることは難しいですね。』みたいなことを書きました。
Dさんの真のやさしさ、鳥たちの愛情に触れて、今日1日、ほんわかとした気持ちで過ごす
ことができました。
自然って、いつも感動を与えてくれます。