一昨日、GG MATESさまよりご招待を受けまして、『スパイダーウィックの謎』の
特別試写会に行ってまいりました。
場所は、九段会館です。
あいにくの雨に見舞われましたが、満席でした。
【あらすじ】
両親が離婚し、母親と共にニューヨークから新たな生活を始めるため、森の奥にひっそりと
放置されていた大叔母さんが所有する屋敷に引っ越してくるマロリー、ジャレッド、サイモン
の3人の姉弟たち。
中でも人一倍好奇心旺盛なジャレッドは、早速、屋根裏部屋から、ある“謎の書”を発見する。
原題 The Spiderwick Chronicles
監督 Steven Spielberg
その書には、かつてそれを記した大叔父アーサー・スパイダーウィックの“決して読んでは
ならない”という警告のメモが・・・。
しかし、好奇心を抑えきれず、その書を開いてしまったジャレッド。
その瞬間から、屋敷とその周り一帯は真の姿を現し始める。
普段は人間に見えない“妖精”たちを、“マジック・ストーン”によって見る力を得た彼らの前に
現れたのは、友好的な妖精だけではなかった。
静かに潜んでいた様々な邪悪な妖精たちが目覚め、次々に襲いかかってくる。
その狙いは“謎の書”、そこには妖精たちが人間に決して知られたくない秘密が書かれていた。
「スパイダーウィック家の謎」(文渓堂刊)
そして、その書を取り戻さないと世界は変容してしまうと考える最も邪悪な妖精がいた…。
妖精といえば、誰もが想像しますのは愛らしい姿なのですが、主人公3人の姉弟たちが遭遇する
のは、情容赦なく彼らに襲いかかる、とてつもなく凶暴な妖精たちなのです。
その姿は、まるで『ジュラシック・パーク』や『ロスト・ワールド』の恐竜たちを彷彿とさせます。
姉弟たちが魔王マルガラスに追いかけられるシーンは、臨場感があってドキドキしますよ。
お花の妖精やハチミツの好きなブラウニーは可愛らしかったです。
スピルバーグ監督の描く妖精は、決してファンタジーだけには終わらずに、最新のテクノロジー
を駆使して今までにないアドベンチャーの世界を見せています。
妖精は、自分が見てもらいたい姿で人間の前に現れる。
妖精の食べ物を口にすると、人間の食べ物が食べられなくなってしまう。
妖精の輪の中では、時の経過が全く違う・・・・など、
様々な伝説が、一人の好奇心旺盛な少年によって、今、目覚めます。
現実の世界と隣接した妖精たちが支配する世界を行き来しながら、必死に戦う主人公たち。
そのことに対峙しながら、ジャレッドは両親のことを受け止められるようになっていきます。
最後のシーンは、面白くなくなりますので申し上げませんが、
私もそういうふうにするだろうなあ、と思い、涙がこぼれそうになりました。
同行した友人も、やはり同じことを感じていたそうです。
周囲にも、目尻をそっと拭っていた方がいらっしゃいました。
4月26日(土)からのロードショーです。
ちなみに、主人公のジャレッドとサイモン、双子の兄弟を一人二役演じるのは、
『ネバーランド』、『チャーリーとチョコレート工場』のフレディ・ハイモアです。
ぐいぐいとスクリーンの妖精たちに惹き込まれ、あっという間の96分間でした。
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試写会のご招待を受けましたGG MATES様には、この場をお借りして御礼を
申し上げます。