とうとう最終回となってしまった朝ドラの「ちりとてちん 」。
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毎日、楽しみに観ていましたのでとっても寂しいです。
幼少時、ふと落語に魅せられたヒロインの喜代美(貫地谷しほりさん)が、男社会と
言われている「落語家」を目指し、悩み苦しみながらも笑いを絶やさずに修行を積み
重ねていく姿を描いています。
ところどころでの彼女の妄想が面白く、思わず笑ってしまうことも。
わかさぬりばし
この修行を重ねていく様を、若狭塗箸と掛け合わせているところに感動を覚えます。
「若狭塗」は、うるしを幾重にも塗り重ねて研ぐという技法で、塗り重ねたもの(落語
では修行に当たる)しかきちんと表に出てこないということなのですね。
ドラマを通して、古典落語のむずかしさ、また面白さも伝わってきました。
上方落語の指南があり、人生の機微または哲学を紐解いてくれます。
個性あふれる徒然帝(つれづれてい)の面々
徒然亭一門に携わる様々な個性あふれた人たちがとにかく面白いのですよ。
上記のお写真の徒然亭5人も皆、それぞれがハマリ役。
傍にいらしたら毎日が楽しいだろうなあと思う方たちばかり。。
もちろん、師匠役の渡瀬恒彦さんは男らしい中にも優しさがありカッコよかった~
あの師匠だからこそ、弟子たちにあれだけ慕われるのでしょうね。
また、母親の糸子役を演じている和久井映見さんが、天然なところのある、あたたかい
いい母親役を演じていました。
和田家(喜代美の家族)は、皆温かくてステキなファミリーですね。。
他の登場人物全員も、それぞれがいい味を出していて、チームワークの良さを感じられ
ました。
関西では大人気だったとか。。
総集編だけでは物足りないですので、DVDを予約しようと思っています。
(もう~、完璧にハマッてしまいました。。)
「是非続編を!」と願っているのは、私だけではないと思います。
前向きに、どんな時にでも笑いを忘れず真摯に生きていこうとする人間の素晴らしさを
描いている上質なドラマでした。