困ったときに、時々ご相談させていただいている知人のDさんは、
「来るものは原則拒まず、去るものは追わず」の方です。
例外もあります。
こちらの相談ごとに対しては、どんなにご自身が忙しくてもきちんと聞いてくださる
その真摯な態度には、いつも頭が下がる思いです。
ただ、決してこたえを言うのではなく、こちらが頭の中を整理しやすいように丁寧に
導いてくださるのです。
最近、「ひとを認める」という話題のなかで、心に響くことを言われていましたので、
ここに残しておきたいと思います。
わかりやすく会話形式にしますね。
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私 「ひとを認めるのって、なかなかむずかしいことかもしれませんね。
だって、長所を見い出そうとする人って少ないでしょう?」
Dさん「私はそうは思いませんよ。長所のほうが見つけやすいですよ。」
私 「え、そうでしょうか?何故ですか?」
Dさん「だって、人は長所は隠さないけれど、短所は隠そうとするでしょう?」
私は、この言葉を聞いたときに、この方の心の深さ、度量の大きさを改めて思い知った
ような気がしました。
ああ、この方はひとの長所を見よう、見ようとするから、だから、たくさんの
人が集まってきて、徳があるんだなあ、と。
そういえば、読んだ本の中にこんなくだりがありました。
他人(ひと)をけなして見下したりするのは、自分が弱いからする行為であり、
他人(ひと)を認めることのできる人こそ、真の勁さ(つよさ)を持った人間である、と。
私は、人間としてDさんを尊敬するのは言うまでもありませんが、少しでもDさんに
近づきたく「ひとを認める」ことのできる、度量のある人間になりたいなぁと思う、
今日この頃です。。