今日は、私の憧れの女性( I さん)をご紹介いたします。
(以下、敬語を省略いたしますね。)
昨日もお会いしたのですが、いつお会いしても生きる姿勢がカッコイイ!
齢(よわい)64歳ですが、どう拝見しても50歳代。
お顔はシミなどなく、笑いじわが少~しある程度。
「フェイスリフトしようと思ったけれど、失敗したら怖いからしないの」だそう。
「お肌の肌理細やかさで、生活がキチンとしているかどうかがわかるのよ。」
「Yさん(私)、結婚していても、ボーフレンドはお作りなさいね。」
と”大人の女性”としてのアドバイスをいつもしてくださる。
(彼女の華麗なる男性遍歴は、お伺いしているだけでも眩暈を起こしそうで
ある。が、何故だか私には逐一、お話くださるんですよね~。)
彼女はお嬢様育ちでかなり我侭ではあるが、決して他人に迷惑はかけない。
全てにおいて潔く、うしろを振り返ったり、後悔はしない。
←彼女からいただいたポスター
真っ赤なフェラーリを乗り回し、ファッションはクチュールのみ。
間違っても私のように「将来着るかもしれないから買っておこう」
なあんてケチな考えは全くなく、今着用するものしか購入せず。
お料理もパーフェクトで、恋人のためにいつも腕をふるわれる。
そんなI さんから「相談したいことがあるの」と電話が架かってきた。
なんでも、今度は真剣にお付き合いしたい彼ができたとの事で
(今まではすぐ飽きたそう)、「最初のデートはどこに行ったら
いいか」という質問である。
内心、恋愛経験の豊富な彼女から、そんな質問を受けるとは思いも
よらなかった。
でも、すぐに「ああ、これは本物なんだな」と気付いた。
彼との関係を大切にしたいから、プロセスをきちんと踏みたいのだと・・・。
私は拙い考えを振り絞って、「デートの王道ですが、やはり映画とか、
美術館はいかがでしょう?見終わったあと感想を述べ合いますから、
和やかな雰囲気になるのでは?」と申し上げたところ、
「そうね、そうするわ」と電話を切った。
昨日、お会いしたのはそのご報告で、年下のダンディな彼も一緒だった。
彼のほうが彼女に相当夢中みたいだ。
「私より11歳も年下だし、自信ないのよね。でもどうしてもっていうから・・・。」
といつもの彼女っぽくなく、ぽっとお顔を赤らめた。
(可愛い~!)
「I さんてお綺麗で魅力的ですから、惹かれますよね。」と私が申し上げたら、
年下のダンディさんは、意外にもこう答えた。
「もちろん美人だけど、男はこの歳になると、一緒にいて癒される女性がいい
んですよね。彼女は聞き上手で、いつも包まれているような幸せな気分になる
んですよ。あ、のろけちゃってごめんね。」ですって!
昨日は、気候もかなり暑かったが、その上、かなり”年上の恋人たち”にあて
られっぱなしで、私ひとり熱中症になりそうだった。
でも、いくつになっても素敵な恋愛ができる彼女たちを見て、幸せな気分になり、
また、勇気付けられた。
そういえば、彼女の口から「もう歳だから」という言葉は未だかつて聞いたことが
ない。
もし、私が彼女の年齢に達したとしても、彼女の足元には到底及ばないだろう。
時々、ビックリするサプライズはあるが、ずっと見続けてお手本にしたい女性である。