幾度読んでも、飽きない本、
それが私にとっては『イマジン』です。
(槇村さとる作)
また、読んでいてアップするのが遅れてしまいました
スーパーキャリアウーマン(建築家)で自由奔放の母、美津子と、普通のOLで「私のやりたいことって何?」と思い悩む娘、有羽(ゆう)、それぞれ魅力的なキャラクターの人生と恋愛を、ステキな絵と力強いストーリーで描かれています。
家事一切苦手な美津子に代わって、万事を引き受けている有羽。
当然男性観も違っていて、美津子は恋愛至上主義、有羽は心が一番、のプラトニックラブ信奉派。
逆転しているようですが、女友達のような会話をたくさんして仲の良い母子(父親は離婚していない)だったのですが、それぞれの恋愛がきっかけとなり波乱が生じていく・・・・・。
槙村さとるさんのStoryは、いつもPowerとDreamに溢れていて、それでいてどこか優しい余韻が残ります。
落ち込んでいたり、迷ったりしている時も、この本を読み終えると、
人生いろいろあるけれど、美津子さんみたいにいつもPowerfulに輝いていなくては、と元気になる貴重な本です。
数年前に放映されたTVドラマでは、母親役に黒木瞳さん、家庭的で万事控えめな娘役に深田恭子さんという組み合わせでした。
登場するキャラクターも美男美女ばかりで、会話もオシャレ。
ファッションも、一流メゾンを着こなす美津子さん。
恋人でイケメン、プレイボーイの俊彦も、彼女と付き合って
いくうちに本物の「いい男」に変わっていく・・・。
・・・・・潔くてカッコイイ、私の憧れの女性です。
美津子さんの深くて輝いている「ことば」の数々・・・
私を傷つけることができるのは私だけ
私を幸せにできるのも私だけ
お互いに自分の世界を持っている
相手が欲しくなったら
ただ逢うために時間をつくって
仕度して会いに行く
私には
その時間が宝物なの
世界は
女が覚悟を決めた時に動くのよ
だから泣いちゃだめ
堂々と相手に要求しなさい
じゃなきゃ男に失礼よ
早トチリとパニックは
百害あるのみ
男と
コミュニケーション
取りたかったら
冷静に_
相手を_
見切ること
(貞節とは?と聞かれた時)
惚れた男以外の男が
カボチャにしか
見えない時
他の男じゃ
ちっとも欲情しない
ちっとも知りたいと
思わない
恋人に
結婚の約束やハンコや
披露宴は求めないけど
貞節だけは
守って欲しいわ
・・・ とても潔くてカッコイイでしょ?
読み終わると、とっても元気になり
素敵な恋愛がしたいな、と心から思う本です。