私たちの一度きりの人生で、本当に価値のあるものって何なのでしょうか?
エリヒ・フロムは著書「愛するということ」でこう書いています。
「本当の愛」を思いっきり、素敵にすることが出来たなら、それ自体が成功的な人生、価値ある人生であると・・・。
「天国の階段」は禁断の愛、叶うことのない愛に身悶えする4人の男女が永遠の愛を追い求める物語です。
あまりにも悲しく切ないですが、運命としか言いようのない悲恋物語を通じて「慣習とタブーを飛び越える力、誰かを思いっきり愛するということ」の意味を問おうとしています。
生まれる前から運命的な因縁で結ばれたソンジュ(クォン・サンウ)とジョンソ(チェ・ジウ)。
西洋画家であるソンジュの母親と建築家であるジョンソの父親は幼い時から一緒に育った仲です。
成長後は、それぞれ別の相手と結婚しましたが、二人の間には友達以上の、兄弟のような安らぎが存在します。
そのような背景のもとに生まれたソンジュとジョンソはまるで一卵性双生児のように似たような感情を抱きながら育ちます。
グローバルグループの一人息子であるソンジュは本格的に「帝王学」を学ぶため留学に行く準備をし、ピアノに関しても優れた能力を持つソンジュは留学に行く前、遊園地の野外ステージでジョンソの為に美しいセレナーデを演奏します。
(ココの場面は心に残ります)
二人は自分達の未来を知らないまま、天国にいるような幸せに満ちたひと時を過ごします。
遊園地のメリーゴーランドに乗って天国に上ろうという再会の夢を抱いて・・・。
留学に出発する前、互いの魂を分けることができるようにネックレスを交換する二人、しかしこれが彼らの愛を引き裂く始発点になるとは誰も想像できませんでした。
二人の運命的な愛は?
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チェ・ジウの透明感のある美しさが、物語をより惹きたてました。
はっきり言って、涙なしでは観る事ができません。
(ハンカチのご用意を!)
貴方&貴女は愛する人のために、全てを投げ打つ事ができますか?
「真実の愛」とは・・・、と考えさせられる秀逸なストーリーでした。