アーティチョーク


マルベリー



「ごめんなさい、気づかなくて」



「おはようございます」の前にかけられた言葉。



私にそう言ったのは、一年前に入社したカメルーン🇨🇲出身の社員


通称 エミル



彼は6年前に来日して

自力で大学卒業後、宮崎にくることを選択。



今、こうして一緒に働いている。



とにかく明るい。



仕事以外の時はほぼ笑顔でいるのです。



履歴書には「がまん強い」と書いてある。




これまでどれほどの努力を重ねたのだろう。

そして、理不尽のトンネルをくぐってきたのかと想像できる。



けれど、彼はいつも笑顔。



断捨離提唱者 やましたひでこからの学びの中に

「ごめんなさい」は「ありがとう」よりも大切かもしれないとある。



今回の彼の「ごめんなさい、気づかなくて」は

まさに。



今のわたしは少々不自由で、

当たり前にドアを開けることが出来ず、思う様に動くことが出来ない状態。




「おはようございます」と言い、ドアを開けて先に入っても何の問題もない場面。



私も普通に「おはよー、ありがとー」と返すやりとりをしてるはず。



ここで、彼の痛みが伝わってきた。

わかって欲しい、気づいてほしいことが日本に来てこの6年の間にたくさんあったはず。

あり過ぎたはず。




「気づいてあげられなくてごめんなさい」

心の中で呟く。



彼とは気の合う同志 葉っぱ仲間



敷地内にある犬のおでこほどの畑?で好きな植物を育てている。



復活したアーティチョークもいいカンジ



マルベリーもこれは何だ?というくらい実をつけている(^^)



彼が種まきした人参🥕も順調(^^)



そうそう、もう一つ



兎に角、彼は本当に素直。



話にはしっかり耳を傾ける。



とても自分に正直。



断捨離を語らずとも、実践できているのです。



だから「ごきげん」なのか!



時々わからない日本語の冗談も言います・・😅



そんな彼が母国語のフランス語で語ると周りの空気が変わります。



笑いが起き、和みます。



断捨離を感じる日々。