私と猫の話。

🐈


離婚する前。


5LDKの一軒家に住んでた我が家。
賃貸だけど
庭もあるし部屋数あるし
駐車スペースかなりあるし、
なんせ静かな場所だった。

引っ越してすぐから
何匹かの猫が
毎日くるようになってた。




猫は飼ったことなかったから

わからないことだらけだったけど

とりあえず

エサあげてた、かわいそうで赤ちゃんぴえん


写真右に写ってるママ猫ちゃんが

何度も何度も

子猫産んでは連れてきて

その都度その子猫の世話もして..


真ん中の茶色い子は小さい時

ハブに噛まれて病院で

"たぶんもたないです"って言われた🐍


この子は今でも唯一私の家族。

この子は私の子ですにっこり



でも。


助けられない小さな命もたくさんあった。


ママちゃんが運んで来た時には

もう息をしていない子もいたし


もうある程度成長してるはずの時期なのに

産まれたばかりのような

とても小さな子もいたし。


このママ猫ちゃんの他にも

何匹かのママ猫ちゃんが我が家に通ってた。





このママちゃんは

目が見えなかった子で。

それでも子猫たちを

私の家に運んできてくれた。


だから

子猫の世話してた、もちろん

ママちゃんのことも。


でも。

ある日の仕事中。

長女から泣いて電話が来て...



家の前で車にひかれたのか、

血を流して死んでた..


家にもどってタオルに包んであげて

ごめんね、痛かったねって

何度も言ったの覚えてる。




私の中で1番心にひっかかってるのは

この小さな子。


ある日突然くるようになって。

でも触る事を許してくれなかった。


ご飯だけたべていなくなる...

そんな子だったけど。


数日こなくて、

久しぶりにいつもの場所に

ちょこんと座ってたから

ご飯あげようと思ってよくみたら


片足が無くなってた...





ガリガリになってて

傷だらけで..


とりあえず捕まえて

傷を軽く洗い流して

タオルにくるんで...



でもあっという間に

お空に行ってしまった..



今でも

あの子を助けたかった気持ちが

蘇ってくるほど。

どうにかしてあげられてたらって

思う日がある。


きっと最後の力を振り絞って

私のところに来たのかもしれない..


ずっと触られるの嫌がってたのに

最後は抱っこしたり

撫でたりさせてくれた。


でも私は助けてあげられなかった。





犬好きだった私が

いつの間にか..

猫が大好きになって

その小さな命を守りたいと

思うほどになってた。









つづく。