震災から4年。




今日は都内で仕事だったため、一人街中で黙祷を捧げました。



平穏な午後2時46分。


被災地の今に思いを馳せました。








先日、都内で行われたシンポジウム「大震災から4年。私たちに何ができて何ができなかったか。そしていま、私たちにできることとは」に参加したときのこと。

 


被災地で無料相談を開いている弁護士4名の方が、実際に受けた相談事例や、アンケート結果を紹介して下さいました。



二重ローン問題、災害慶弔金の認定、被災地の高齢化、産業の担い手不足。



被災地の課題は個別具体的になっていることに加え、震災前から抱えていた過疎の問題がより加速している事が、改めて浮き彫りになりました。




たとえば、災害が原因で死亡した場合に遺族に支払われる災害慶弔金制度では、審査で震災関連死とは認められず、結果に納得がいかない遺族からの訴訟が起きているといいます。




「避難所生活で体力が落ち、肺炎を発症した」など、震災発生から一定期間経った死は、災害と関連がないとされる現状があります。



弁護士の方は、このような災害関連死が認められない事で、将来また同じようなことが起きるのではないか、と懸念されていました。


 

同様に、被災地では今このとき考えていかなくてはならない問題が山積しています。




「彼らの最期の遺訓を拾い上げ、考えていくことは、私達の未来への闘いです」




長く被災地と向き合ってこられた弁護士の方の言葉に、心揺さぶられる思いになりました。





近い将来必ずやってくる大地震。




この教訓に向き合い、考え続けなくてはいけないのですね。



考えることを、諦めてはいけない。



これからも被災地の皆さんに心を寄せていたいです。




東日本大震災で亡くなられた方々のご冥福をお祈り申し上げますとともに、被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。