まだ、多少の残暑が残るころ
亜美は誕生日を迎えた。
☆★ 読書の季節 ☆★
やっぱり秋は読書の秋、
そんな亜美は図書館から自宅マンションに戻ってきた。
郵便受けを見ると2枚のはがき。
1枚は画家である父からの絵はがき、
そしてもう1枚は海外からの絵はがき。
アメリカは9月が新学期なので、
衛は誕生日プレゼントを夏休みで帰国している間に
買ってくれていた。
今年はアンティックの腕時計をもらった。
衛に思いをはせた亜美は衛にメールを送ってみた。
現地とは14時間時差があるため、
いつ返事が来るかわからなかった。
夕飯の支度をしなければと思ったときに、
メールが来ているのが分かった。
衛[今、起きたところだよ。おはよう。いや、こんばんはかな。]
そんなメールにくすりと笑った。
事前に聞かずに失礼かもしれない、
そう思う間もなく、亜美は電話をしていた。
亜「こんばんは。おはようございます。」
衛が電話口でかすかに笑っていた。
衛「おはよう、こんばんは。」
衛が答えた。
衛「こちらはもうすっかり涼しくなっているけど、
東京はどうかな。」
亜「少し暑さも和らいだところです。」
そして先ほど図書館で読んでいた本の話をした。
いつも送る本についても本当に亜美は楽しそうに語っていた。
きみは本当に本のことを楽しそうに語る、
もっとそんな話を聞いてみたい、
衛は亜美の話を聞きながら、
そう思っていた。
以下、pixiv掲載時のキャプションより転載
(原文のまま)
こんにちは、Lilacともうします。
亜美ちゃんのお誕生日になりました。
しかし、書きながら考える有り様ですみません。
(しかも15分クオリティ)
亜美ちゃん、ごめんね。
お誕生日おめでとう!