まことのマンション。
大気はここで夕食をこしらえていた。

☆★ バラのケーキ ☆★

12月5日はまことの誕生日。

やっぱりなんとかお祝いをしたかったのだが、
アイドルである大気は目立ってしまう。

スリーライツのマンションでは星野や夜天がいる。

ならばまことのマンションのほうが良いと考え、
大気はまことのマンションで夕食を作っていた。

*****

一方まこと。

大気から夕飯を作るから合鍵を貸してほしいといわれ、
貸してからドキドキが止まらなかった。

十番街に引っ越してからずっと一人暮らしなので、
誰かに夕飯を作ってもらうなんてとても久しぶりだった。

うさぎたちと一緒にお茶を飲みながら
みんなからのプレゼントをもらう。

でも気になるのは大気のこと。

そんなまことを大気との約束の時間が近づくと
みんなは快く送り出してくれた。

*****

ぴんぽーん。

自分の家なのにインターフォンを押す。

ほどなくして大気が出てきた。

大「おかえりなさい。
夕食出来上がりましたよ。」

大気に促され、玄関から入っていく。

テーブルの上には大気の心づくしの夕食、
そしてバラをかたどった形のケーキだった。

ま「このケーキ・・・。」

大気は
大「うちの近くのケーキ屋で見つけたケーキです。
まことさんのイメージにぴったりだったので、
予約して作ってもらいました。」
にっこりと笑い、そう教えてくれた。

バラのケーキ。

大気と2人で食べることを想像し、

まことは胸がいっぱいだった。


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pixivにて、先行掲載しています。


 


以下、pixiv掲載時のキャプションより転載
(原文のまま)

こんにちは。Lilac(ライラック)です。

盛大に遅刻して申し訳ありません。

まこちゃんのお誕生日記念小説です。

体調があまりよくなくて、
かなり遅くなってしまいました。

まこちゃん、ごめんね。
そしてお誕生日おめでとう!