恥ずかしながら
山際壽一氏という
霊長類学者の
存在を知ったのは、
去年の秋の
少林寺拳法の会報の対談を読んで
「ゴリラやチンパンジーから
人間が学ぶことってあるなあ・・」
と思ってからだ。
山際氏によると
ゴリラは、
リーダーがいる。
リーダーは、
力ずくではなれない。
オスゴリラが生きていく中で
いろいろと経験して
公平に全体を考えることを学び
その時に正しいという判断を
して行くことを学んでいく。
それを、みんなが見ていて
みんなから選ばれてなるものが
リーダー。
だからどちらかというと
人間であれば
長老のような存在。
決して、
力ずくで
自分だけのことを
考えていてはなれない。
チンパンジーは、
ボスがいる。
ボスは、
力が強い。
力でみんなを支配する。
チンパンジーの
群れは、強いオスが
目を光らして保っている。
というようなことが
書かれていた。
人間の社会は
チンパンジー化
しているのではないか？！
それって
退化なのではないか？！
人間は進化を目指すべきで
その進化とは
頭が良いとか？！
判断力があるとか？！
そうゆうことなのだろうか？！
と考えさせられた。
私は
”いきとも”が増えたら
世の中は良くなると信じている。
それは、
リーダーがいるゴリラの社会の
上を
目指していく進化だと思うから。
そうして進化しないと・・
地球を滅ぼしかねない。
科学が発達しようが
ボスの社会でなく
リーダーの社会の
さらに上の社会を
人間は築くべきだ
と思うから。
そこには、
頭だけではなく
心と身体が必要だ。
思いやり
共感
慮る
以心伝心
など
が必要だ。
そして
”いきとも”が必要だ。
