仕事に向かうスタンス | 隼人フリーク 女海賊エメラルダスのブログ

仕事に向かうスタンス

5月から、毎日、仕事に追われています。


プライバシーマーク(Pマーク)取得の推進リーダーになっているからです。
規定類の作成、社内環境の変更、社員への教育、各種書類作成、
また、それらを進める上で、決定し連絡しなければならない事項を、
各部門のリーダーを集まってもらって話し合うことも多々あります。


会議の席で、意見の調整をし、方向性を決めるのが大変です。
私としては、自分なりのストーリーを決めて、
リーダー一人一人に、事前に根回しして会議に入るのですが、・・・
必ず、自分の理屈でもって激して反論し、
議論の本質からズレてしまう困り者がいます。


例えば、Pマークの要求事項として、
全社員に、Pマーク規定の教育を行い記録を残すという一般ルールがあります。
当社には、非常勤の役員で、会社には席がないという方がおり、すると、
(困り者)「そんな人、教育対象に入れる必要ないじゃないか」とゴネます。
(私)「いや、登記簿に名前の載っている役員すべて対象になります、
とコンサルタントから説明を受けました。
ここは素直に受け入れて、プライバシーマーク取得をしましょう。」
(困り者)「そんなバカな要求されるのなら、(この人には一切負担はないはずですが)
プライバシーマークなんか、やめてしまえ。」
(私)「いや、これは、社長からの命令で動いていることですし、
非常勤役員の方にも、こういう活動をやっていることを、
知っておいてもらうほうが良いと思いますが。」
他の出席者は、’また始まった’とばかりに、うつむいて黙っています。
結局、この困り者をやり過ごすのに、
会議の大半の時間とエネルギーを費やしました。


その困り者が居ると、
話が進まないので、誰もが、会議メンバーから外したがります。
でも、その人、役員であり管理部門の部長なので、
いつかは話さねばなりません。
自分が会議から外されて決まったことには、
「馬鹿め」と、さらに激してしまいます。


いつも言いたくなることは、
「じゃ、あなたならこのテーマを、どう実行されるのですか?
文句や批判を言うのは簡単ですが、
道を決めて皆をひっぱるのは、責任も重く、
そこに至るまで様々な思考を巡らせて重い作業をしているのですよ。」


別の話、Pマーク取得には、様々な書類作成が必要です。
他の同僚に、手伝いをお願いしなければ、とても手が回りません。
そんな時、若手の、これからまだスキルアップをするべき女性陣に、
お願いします。
パソコンの使い方を含めて、規格認証取得の手順など、
覚えてもらえたらと思うからです。
でも、人それぞれとらえ方が違い、苦笑します。
このご時世、昇給も昇進もしないのに、新しい仕事なんか覚えたくもないという女性。
一方、今まで知らなかったエクセルの使い方がわかって、面白くなってきたという女性。
後者の女性が、楽しそうに仕事を始めたので、
前者の女性は、慌ててやり方教えて下さいと言ってきました。


たしかに、この職場は、女性の昇進は皆無に近く、今は、昇給も望めず、
報酬は、男性に比べれば理不尽な少なさですが、
入社10年しても、新人と同じ仕事しかできないようでは、
もし会社がダメになった時、どうするの?と彼女らに問いたいのです。
私自身は、自分の能力アップを楽しみとし、
自分のプライドを傷つけない仕事をしようというスタンスでやっています。
バカなお人よしに見えるかもしれませんけどね。