「楽しい」の大前提 | 隼人フリーク 女海賊エメラルダスのブログ

「楽しい」の大前提

女性社員同士、たいていお昼を一緒に食べていますが、
このところ、話がはずみません。


会社は、都内ですが、それぞれ住んでいるところは、埼玉であったり千葉であったり・・
「余震や放射能漏れで、身の安全が保証されない状態が続くと、
人って、何も楽しくないんだね。」


いつもなら、他愛無い、流行りものや、テレビの話で笑えるのに。


やかましいお笑い芸人が、被災地から遠く離れた沖縄にいって、
「募金よろしくー、がんばれ、ニッポン」なんて、パフォーマンスをしていると、
他人事みたいで、みょーにむかつくと同僚どうし話しています。
ま、誰でも、自分の経験していないことについては、イマジネーションが及ばず、
知らずのうちに、無神経な言動をしてしまいがちですけどね。汗


被災者の方々のことを思うと、胸が痛み、辛抱しなきゃと、みんなわかっているので、
不安があっても、不平を言う人はいませんが、

今日明日の停電予定と、電車の運行状況を常に気にし、
主食類や灯油やトイレットペーパーなど最低限必要なものを手に入れる手段を考え、
日々刻々変わる情報に、神経をすりへらしています。


私達、働く主婦は、今、週末、1週間分買っておかないと、
平日、家に帰ったころには、スーパーは、節電or停電閉店しており、
開いていても、モノがないのです。同僚と、米やラーメンを交換したりしています。

電力不足に陥らないよう、会社でも、エレベーターを使わない、空調や電気も切っています。


夜6:20~10:00の停電グループに、自宅が入ると、色々大変です。
駅を降りると、辺りは真っ暗。街じゅうが停電すると、こんなに暗くなるのか!と驚きです。
駐輪場で自分の自転車を見つけてライトを点けると、そこだけ明るくなりますが、
数メートル先の歩行者が、見えません。
真っ暗な街で、交差点の信号が消えているというのは、想像以上に危険です。

これまでがどんなに恵まれていたかよくわかります。


心からの笑いが戻ってくるまで、一歩一歩、被災者の方共々、

皆で助け合って歩いていけたらと思っています。
生まれ育った土地を離れて移住してこられる被災者の方を、
温かく迎え、新しい文化を作っていけるような社会でありますように。