香の帰宅 3
ツバメちゃんはそれを片手に、ドアノブに手をかけます。
「香君。突撃するよ」
「ま、待ってくれ! まさか、そのサブマシンガンをどうするつもり!?」
「どうって、銃は撃つに決まっているでしょ?」
「止めてくれ! 他にないの!?」
僕は彼女に訴えました。
今回ばかりは冗談では済まされません。
彼女の腕を押さえつけます。
しかし、ツバメちゃんは首を傾げてこう答えます。
「う~ん。他に? 叩くとか?」
「違う!? ごめん。
質問の意味が違うよ、他の武器はないの?」
心配してしまうあまり、彼女にしっかりと訊ねてみました。
そして、彼女は微笑みます。
「大丈夫! ボクは余程のことがないと撃たないからね」
「そ、そうか。よかった―――」
一瞬だけ安心しました。
その瞬間、家の庭から物音が響いてきます。
ガサッ、
ほぼ同時に、ツバメちゃんの目が輝きました。
そして、サブマシンガンの銃口を庭に向けて叫びます。
「緊急事態発生! 発射!」
ガガガガガガガガガガガガガガガ、
すぐそばで、耳鳴りがする程の耳障りな音が響いてきました。
登場人物
草薙 香 主人公
西岡ツバメ 香の隣人、押入れから現れる迷惑少女
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夢のさめかた今までのお話(10/31)
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