2022年度の受験指導② ~大教大附属中学校の合格 | 「国語教室 Hey Ho」安藤友里のブログ

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「国語教室 Hey Ho」代表の安藤が、思ったこと・考えたことを綴ります。「文章力をつける」教室を開いているのだから、自分も文章を鍛えないと、と思って書いてます。

明日からいよいよ国公立大学の二次試験です。

お天気には恵まれそうなので、

受験生の方は実力を存分に発揮できるといいですね!

 

先週の投稿↓に続いて

2022年度の受験指導① ~小論文の大学入試

 

 

今日は

中学入試を頑張った生徒さんを紹介しつつ

受験にあたって大切なことを

書いていきたいと思います。

 

3年生から当教室に通ってくれていたお子さんが、

6年生の7月半ばに、

中学受験をする!と言い出しましたあんぐり

志望校は、何と国立の

大阪教育大学附属中学です。

この辺りから通える天王寺校と平野校

を受験するとのことですが、

天王寺校は2年前までは家庭科・図工・音楽・体育も入試科目だった学校で

昨年からは「自然・理工・ものづくり」

「情報活用」「健康安全・社会生活/文化・芸術」が

二次試験で課されるようになりました。

また、平野校は二次試験で

面接や集団討論があります。

どちらも学力試験も難しい上

私立中学とはまた違った傾向の

ちょっと対策が難しい学校なのです。

そのため大教大附属校のための

受験専門塾もあって

3年生くらいから通うお子さんが多い中、

このお子さん、6年生の夏にアセアセ

 

お母さんは最初「記念受験でいいので」と仰ってましたが、

いざご指導を始めてみると

お子さんの「勢い」がすごいのですびっくり

決してガツガツしているわけでも

焦っているわけでもなく、

問題に向かう姿勢と、そのスピードがすごい!

 

他にも中学受験の生徒さんが

数名いらっしゃったのですが

このお子さんが来られる時には、

他のお子さんの2倍教材を用意しても足りないほどでしたあんぐり

(途中、対策になる問題集を二度買い足しました笑)

3年生から通ってくれていたので

もともと書く力が付いていたこともあり、

抽象的で書きにくいテーマであっても

少しヒントを与えると、自分の力で

最後まで書き切ることができていました。

一度どうしても書けない時がありましたが、一切泣き言は言いません。

もちろん、文章的におかしなところや誤字・テーマからの逸脱もありましたが、

それを伝えると素直に吸収し、

次に生かすことができていました。

 

受験することに決めてからは専門の塾にも通い出したそうなので

きっと、他の教科もこんなふうに

力を付けられたのだと思います。

スタートの遅さがやはり気になっていましたが、

この勢いなら、もしかすると……と

心の中では思っていました。

結局、天王寺校は残念だったのですが、

見事、平野校に合格されましたお祝い

 

短期間で合格を勝ち取れたのは、

○お子さんの強い意志と勢い

○基礎学力と学習習慣

○健康的な生活  

だと思います。

 

このご家庭のことをよく知っているわけではないのに

勝手に分析して申し訳ないのですが、

このお子さんやご兄弟の書いている作文から感じたことです。

 

小さいときから公文などに通って学習習慣を付け、

受験専門塾ではなくても学校以外の勉強もし続けていたこと。

一方でスポーツにも熱心に取り組み

遊ぶときはしっかり遊び、

家族で出かけたり

お父さんと工作をしたり、

お手伝いをしたり……。

そして、親御さんに信頼され期待されていることが実感できるから

頑張るエネルギーがたっぷり充電され、

そのエネルギーが「強い意志」「勢い」になったのだと思います。

 

こういう力があれば、

中学でも高校でも息切れすることなく

充実した毎日を送れるだろうと思います。

大事なのは今の偏差値ではなく一生の幸せですキラキラ

 

合格が決まっても作文教室は続けてくれていて、

昨日は、もう課されている中学校の宿題「水について」(1400字~1600字)

に取り組んでいました。

少しのヒントで、自分でネット検索をしたり絵本を参考にしたりしながら

構成を立てている様子は本当に頼もしかったです。

楽しい中学生活を送ってくれることと思いますニコニコ