小2の子が書いた「節分」の作文 | 「国語教室 Hey Ho」安藤友里のブログ

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「国語教室 Hey Ho」代表の安藤が、思ったこと・考えたことを綴ります。「文章力をつける」教室を開いているのだから、自分も文章を鍛えないと、と思って書いてます。

堺市新金岡の国語教室HeyHoの安藤ですニコニコ

 

小学生の作文指導では

1,2年生はいつも自由な題名で

3年生以上は決められたいくつかの題名から選んで書いてもらってます。

 

今週は、3年生以上の候補にも入っていた「節分」を選んだお子さんが多く、

2年生から6年生まで、見事に学年ごとの特徴が出ていたので

順番に紹介していきたいと思います。

 

まずは2年生の作文です節分

 

二月二日にまめまきをしました。それから、おにがきらいなイワシとまめを食べました。まめは、おいしかったです。だからいっぱい食べました。おいしくて、二月三日も、ちょっとだけ食べました。

むかしおにがわるいことをして、そのおにをおい出すために、

「おにはそと、ふくはうち」

をするようになったらしいです。だから、みんなまめとイワシを食べました。

夜に、かぞくでまめまきをしました。さいしょは、ぼくがおにやくをしました。つぎは弟がしました。そのつぎも、お父さんがしました。さいごにお母さんがしました。

二月二日と二月三日の時、とても楽しかったです。ぼくはせつぶんが楽しいと思いました。またまめを食べたいです。

 

書く前に

○家族で豆まきをしたことを詳しく書く

○言った言葉にカギカッコを使う←行替えを忘れずに

○思ったことをまとめにしよう

この三点を目標に決めました。

(当教室では、書いた後の「ダメだし」はせずに、書く前の指導を重視しています)

 

このお子さんは、まだ通い始めて3ヵ月目なのですが、

目標をクリアして、楽しい作文が書けました。

「むかしおにがわるいことをして~」の文では、なぜ豆まきをするのか、知っていることを書けていますし、家族で順番に鬼になったところは、「さいしょに~、つぎに~、そのつぎに~、さいごに~」とじょうずに書けていますよね。

こういうことは「指導」でできるようになるのではなく、普段の会話や読書で身に付いていきます。

 

◎生活の中でいろんな言葉を覚えながら(生活体験を通して)楽しく文が書けること

これが1,2年生にとって一番大事なことです。

明日は3年生の作文を紹介します^^

 

国語教室 HeyHo