書き捨てる | 奮闘日記

奮闘日記

元JW2世の人生



北海道から帰って来て2週間。

忘れようと思って、がむしゃらに仕事に打ち込んでいたけれど、都合良く忘れるなんて出来なくてかなりしんどかったです。もう、書き捨てることにします。


帰る前日。
母から電話があったんです。
『今どこにいるの?』って。

ちょうどイトコの家でみんなでバーベキューをしていたのでそれを伝えると、

『ちょっとだけ会いに行こうか迷ってて。お父さんは会わないって言うから、どうしようかと思ってね・・・』

なんかこの言葉に、わたしは強い怒りを感じてしまいました。

迷ってて?どうしようか?
なんだそれ。
しかも帰る前日の夕方5時過ぎに、人の都合も考えないで、未確定な事を電話する?

今思えば大人気なかったかもしれないなと思うんですが、母に言ってしまったんです。

『あのさ、お母さん達がやってる行動って、普通の人からしてみたら異常だよね。親子の関係に宗教が口出ししてさ、そんな宗教、誰が見ても愛ある神様って思わないよ。』って。

それからちょっと口論みたくなって。
だけど、母が思ってる事よーく分かったような気がします。

『あなたがどれほどの罪を犯したのか、それを説明していないから・・・』
『会うことができなくなった原因は誰のせいなのか、冷静に考えてみなさい』

そう言われて。
母の言い分だと、19歳でタバコで排斥されたってことを知れば、忌避は当然だと一般の人が納得するハズってことです。わたし、もう40半ばですよ。本気で思ってるなら母はあまりにも歪んだ愛情の持ち主ってことじゃないですか。そして会えない原因に関しても結局、わたしのせいだと。イヤイヤ、わたしが思うに、母がエホバの証人なんて宗教に入ったことが原因だと思うんだけど。

今まで直接的に言われなかったけど、薄々気付いていました。
わたしが加害者で母が被害者って構図。
今回の電話で、本気で母がそう思ってたんだと愕然としました。

そして話の端々に『立場的に表立って会えないでしょ』と言ってくる。立場って何?表立って?なら裏ならいいのか?エホバは全て見ておられるのに?いったい他に誰を気にしているんだろう。

それでも電話の途中で、
きっと母も葛藤があって、父は行かないと言ったけど、せめて自分だけでも娘に会おうと電話してきたんだろうなと思って。

感情的になったことを謝って、母に会えるなら会いたいと思ってる事を伝えました。

母は『ホテルに戻る時間が分かったら教えて』と言って電話を切りました。

気を取り直して、母に会ったら明るい話題だけ話そうと思いました。蟠りを残して帰るのはお互いのために良くないと思ったし。

そしてLINEしたら


↑これですよ。

ホント馬鹿みたい。
母と会えると思って、わたしだけ早々に切り上げてホテルに戻ったのに、やめておきますだって。

ちょっと非常識すぎると思うのですが。

結局、上辺だけの愛情。

流石に、ホテルで一人で大泣きしましたよ。

旦那にも
『毎年毎年もう見てられないよ・・・』
『もう関わらないほうがいいよ』
と言われてしまいました。

だからわたし
母は死んだものだと思うことにします。

エホバの証人をやっている限りわかり合えることは決してないし、近付けば近付く程、自分を傷付けてしまう。今まで1mmでも希望があればと思っていたけど、そんなものはなかった。

これからは、自分の周りの人をもっと大切にしていこうと思いました。愛って人によって色々だと思うけど、わたしは母のようなどこか欠落した愛ではなく、もっと人を包み込むような温かい愛を注いで生きていきたいです。