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暑すぎる!!
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なんか年々暑くなってるような気がします。。。
でも、暑さが吹き飛ぶような、
ちょっと嬉しいことがありました。
なんと、わたしが幼少期にいた会衆の2世の子♂が、なんだか充実した生活を送っている事を知りました。
わたしは物心つく頃に市営住宅に住んでいたのですが、その子は同じ市営住宅の数軒隣に住んでいました。その子と言っても、わたしよりも年上なのですが(笑)
その子は
シングルマザーのお母さん姉妹とその子(Kくん)と弟(Mくん)の3人で暮らしていました。
エホバの証人と言えば、未信者の父親と、信者の母親、その子供・・・という家庭が多いと思いますが、家族全員がエホバの証人ってなると、ブレーキ役がいない為2世の不幸はプラスされます。
Kくんの家も、お母さん姉妹が熱狂的盲信者だったので、それはそれはとっても厳しく、お母さん姉妹は人目も憚らずよくKくんやMくんを羽交い締めにして鞭をバッシバシしていました(泣)
わたしは小学生の時に隣の会衆に移動しているので、その後は会う機会も殆どありませんでしたが、なにやら中学生になった頃から2人共とても反抗的になり、お母さん姉妹はとても大変だと母経由で聞かされていました。
母含め周りの姉妹達は『やっぱり世の子と付き合っていれば誘惑が多く非行に走ったりするのね』『どんな事をしても子供達をエホバの下に留まるようにしなければ!』と奮起していました。
母達は何にも分かっていませんでした。彼らは世の子と付き合って悪くなったのではなく、エホバ教を過剰なまでに強制されたからそうなったのです。極端に抑えつければ、極限まで縮められたバネのように、何かの拍子で際限なく跳ね上がるのですよ!そんな事も思い至らず、やっぱり聖書に書いてある通りね!なんて話しているのを聞いて・・・心底アホかと思いました。
その後、わたしは高校に入ってからKくんと再会することとなりました。わたしの高校は偏差値がとても低いヤンキー校だったのですが、なんとKくんはそこの卒業生だったのです。普通なら卒業生と会う事もないのですが、わたしの高校では卒業生のチンピラが、改造車やバイクで高校の周りを爆音で回り、最後は校庭まで侵入してぐるぐる回り授業妨害。なんてことがしょっちゅうでした。その度に教師や近隣住民が通報して、パトカーが数台出動という感じでした。
その妨害チンピラの中にKくんがいたのです(笑)
わたしはもうビックリしすぎて、人目を気にせず『Kくん!なにやってんの〜!』って叫んでいました。あの時の気まずい空気ったら、思い出したら可笑しくなります。
で、バイク(の後ろ)から降りてきたKくんと少しだけ話せました。
Kくんの弟Mくんは、高校に入学してすぐに中退、そして何度も警察に補導され、お母さん姉妹が叱ったりするとキレて暴力を振るうようになったそうです。そしてある日、お母さん姉妹が責め立てていると、Mくんは金属バットを振り上げ・・・そこでハッとして、何も言わずに家を出て行ったそうです。それから行方不明なんだと言っていました。
Mくんがいなくなってからますますお母さん姉妹はKくんに執着するようになり、全てを知りたがり、全てに口出しするようになったそうです。『だから俺も家には暫く帰っていない』と言っていました。
わたし、その話を聞いてワンワン泣いてしまいました。周りは、何かひどいことをされたのではないかと勘違いして、ちょっとした問題になりました(汗)
Kくんと会ったのはそれが最後です。
先日弟が、Kくんのfacebookアカウントを偶然見つけたと電話してきてくれました。
Kくん、11年前にお店を出していました。なかなか評判がいいみたいです。見てみたら、星が4.8とか4.3とかついていました。そして、色んな所に旅行しているみたいです。友達欄には、弟のMくんの名前もあり、あれからきっと色々あったんだろうけど、再会をして今は兄弟で繋がっているんだなと思って、涙が出ましたね。
ちなみに弟がこのアカウントを見つけたのは、このお店をネットで見た時に、店主の名前が聞き覚えのある名前だったという理由です。
久々にfacebook開いたけど、Kくんにメッセージ送りました。返信がすぐに来て、その後電話で話すことができました。懐かしかったですね(笑)
お母さん姉妹とは兄弟共に会っていないそうです。『まだアレやってるだろうね』と寂しそうに言っていました。
わたし来月北海道に行くので、お店に寄るねーって約束しました(笑)
2世の人が、色んなものを抱えながらも頑張っているのを知ると、まるで自分のことのように嬉しくなりますね。特にわたしの幼少期にいた会衆はキチガイのように凄い人達が多かったのと、苦しい時代を共に知っているという共通点があるから余計なのかもしれません。
搾取された人生、少しでも取り戻して幸せになる2世が増えればいいなと思います。