子供が夏休みに入って | 奮闘日記

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元JW2世の人生



夏休みに入りましたねー。
うちは21日(金)からです。

わたしはリモートワークが多いので、子供と一緒に夏休み気分でいたら、朝から電話鳴りっぱなしで多忙すぎて仕事が終わらなく、土曜日も仕事の残りを片付けていました(笑)

子供が小さいうちは、夏休みってものすごく大変だし、わたしはあの頃どうやって乗り越えていたのかあまり覚えていません。毎日が目まぐるしく過ぎていって、一日一日ただこなすのに必死だったような気がします。

世の中のお母さん達、大変だと思いますが、中学生くらいになればかなり楽になります。・・・って、全然励ましにもなりませんね・・・すみません(汗)

子供が夏休みに入って、嬉しくてテンション上がっているのを見ると、ものすごく羨ましい気持ちになりますね。大抵はみんなそうなんでしょうね。

エホバとかサタンとか聖書とか、そんなことばかりの子供時代。とっても残念な子供時代でした。夏休みとか冬休みとか、もう憂鬱で仕方ありませんでしたね。

聖書は神の言葉なので、それを実践して生きれば幸せになれると断言されて育ちましたが、わたしの場合は全然そんな事はありませんでした。

確かに人と付き合う上で、暴力はいけないよとか、仕返しをしてはいけないよとか、親切にしなさいとか、とても大切な事だと思うけど、それ以上にエホバ関係のことしか許してもらえず、それ以外はサタンに隙を与えることで、エホバに仕えることを一番の喜びとしなさいって常に言われて育てば、子供が正常に育つことはないです。

わたしは聖書を学んでいても、心はどんどん荒んで醜くなっていきました。1世の親や会衆の兄弟姉妹達の事を、すごいなと思うことはあっても、あんなふうになりたいなんて思ったこともありません。

更に、同じ辛い立場である2世の子達に対しても、未信者がいる家はいいなとか、あの子の親はうちよりも緩くてズルいなとか、人目があるときだけいい子ぶってとか・・・わたしは成長する毎に心の醜さを増していったような気がします。

結局、目に見えないものを信じて、人生に影響を与えるものは、人からではなく、自分自身で感じ、見つけるものだと思います。どんなに説明されても、教え込まれても、強制されても、自分のものにはなりません。

子供は親に色々聞いてきますよね。

神はいると思うか?幽霊は?サンタは?宇宙人は?

わたし、子供に自分の考えを言ったことはありません。

『ママは見たことないから、分かんないなぁ。いるかもしれないし、いないかもしれないね』

そう言い続けました(笑)

親の信じるものって、子供にはすごく影響力があると思うのです。それに、わたしは子供と【見えない存在】について議論をしたくなかったんですよね。今でもそれは変わらなくて、出来ればJWだった過去も、子供にはずっと知らないでいて欲しいと思っています。

多分わたしが2世で、その過去は辛く苦しいものだったからだと思います。

2世の過去は人それぞれで、ポジティブに考えられるようになった人もたくさんいると思いますが、わたしの場合は決してそんな事はありません。

良かったと思えることもあったでしょうと聞かれたら、必死で考えて何個か絞り出す事は出来ると思うけど、心の奥底では、出来れば産まれる前に戻って無宗教の家に産まれ直し、宗教とは無縁の環境で生き直したいと思っています。

わたしは3人の子供がいますが、将来子供が神とか宗教とか、そういうものに興味を持つようになるかもしれません。でも、それは子供が決めることです。多分それが信教の自由かなと思っています。

出来ればカルト宗教なんてものに引っ掛からずに生きてほしいなと思いますが(笑) きっと大丈夫だろうなって信じています。

エホバの証人に関しては、これから先、多分衰退していくだろうなと思っています。魅力がありません。新規信者なんて殆ど無理だと思いますね。

子供の頃、100年前ってすごく大昔のように感じていたけど、今思うと結構短いなと思います。エホバの証人の歴史も、たかが150年くらい?ですよね。子供の頃と今では感じ方って全然違いますね。

エホバの証人が衰退して、消滅してほしいと願っているけど、もしそれが実現したとしたら嬉しい反面、たくさんの人の人生を苦しめ狂わせた結果だと思うと、なんだかすごく切なくなりますね・・・。

子供が夏休みに入って、なんだかまた過去を旅してしまったけど、今日は一日ゆっくりしてまた明日から頑張ろーって思います。

いいなー
わたしも子供と同じ位夏休みほしいです。