『そして彼が報われていないこの現状が、世の中が不完全な証拠だ。
しかし完全はなくとも完全を目指さねばならないこともまた摂理ではあるし、
全体が完全であることはなるほど不可能であっても、
部分部分を完全にすることは、それはそれでやってできなくもない、と鯨井は思う。
そうでなければあまりに救いがない。
そして一部が完全であるならば全体が完全であるように装うこともあるいは可能なはずだ。』
自分はものつくりが好きなので工業高校に行こうと思ってます。
ある時生徒にそう言われた。
……?
少しでも偏差値が高い所に行くのが当たり前だと考えていて、最初何を言っているのか理解が出来なかった
自分の持っている思想が、自分の考えている理想が、絶対的ではないと知る
それともう一つ、つい先週
あの話し合いがあった。
その話し合いは、自分の価値観、考え、自分の行動規範、ルール、行いを考え直させ、
自分の中にあるピラミッドを塵も残らず破壊し、更地にするのに充分な威力を持っていた。
完全敗北。
自分の中の王は都落ち、完全撤退を表明。
全武装解除。
一番の表現方法であった、言論の自由を封じるべく、SNSでの活動を半永久的にフリーズした
まだ間に合うのだろうか、と考える。
まだこれから自分の中のピラミッドを建て直す時間はあるのだろうか。
いや時間があってもなくても、もうやるしかない。
今度は小さな世界にとどまらず、本当の実力をつけようと思った。
だからまずは謝罪から始めよう。
勝手な踏ん切りに使われて迷惑だと思う
それでも、人生に筋を通す必要がある。
本当にごめんなさい。
しばらくは自分からは何も発信しない、全ての批判を受け入れよう
それは誰からでも、というわけではなく、
特定の人からの指示を受け入れよう、とそう思った。
まずは彼女に出来るだけの誠意を示し、静かに暮らそう
静かに暮らしつつ、次のピラミッドを建てるための土地を創ろう
そう考えながらこの一週間暮らした、
あと半年はそうするつもりだ。