さてさて、強い思いがあると願いは叶うといいますが、そんな出来事がありました。
滋賀から三方よしを学ぶ旅を発信している、えりです。
私がとっても知りたかった近江商人、三中井。
多くの近江商人を輩出した滋賀五個荘に本部がありました。
中江一族で創業し、長男の勝治郎がそのトップをつとめていたと聞いています。
全盛の頃は朝鮮半島・中国に18店舗もの百貨店を経営し三越を上回る利益をあげていた
そんなすごい近江商人ですが、残念なことに
あまり知られていません。。。。
敗戦によって一夜で財産を失った。。。といわれています。
そんなに大、大、大成功した近江商人が、跡形もなくなってしまうなんて。。。
すっごく不思議な話。
私の中で知りたい近江商人NO1、なのですが
なかなか資料や話してくださる方に出会うことがなくて。。。
唯一‘幻の三中井`という本をamazonでみつけ読んだぐらい。
この本部のお家のすぐ近くに
中江4兄弟の末っ子、中江準五郎邸があります。
こちらは見学できますが
ご商売がとりおこなわれていたお家ではなく
中江準五郎さんが生活していたお家なので
三中井を知るにはやはり本部のお家に行ってみたいな~
と高ーい塀の向こうを夢見ながら
いつも近くを歩いていました。
・中江準五郎邸 ★
そんな折、三中井の本部がおかれていた
中江勝治郎邸(長男)が2日間のみ特別公開されたのです。
さてさて三中井邸の門。
さすが、お屋敷・・・という感じがただよっています。
中江の表札が。
今は子孫の方が所有されています。
ここは家族の食堂だったのかしら。
大正末期の建物。
入ってすぐの和室はきれいに直されていたので、一番、当時の面影が感じられる空間でした。
窓からのお庭の景色がとても素敵。
三中井がなくなった後、違う方がこのお家に住まわれていた時もあります。
居住されるということは、いろいろ修復もされただろうということで
全てが当時のままではないですが、このお屋敷に入って、想像を膨らませながらの至福の時間がもてたことに感謝です。