手に子供みたいにメモをして
電車にとび乗りました。
父を見舞いに出かけたのです。
事情があって
県下でも大きな病院にかかっている父が
この日手術でした。
パサパサの手がお恥ずかしい限りですが
ハンドクリームを塗るのも後回しにして
時刻表も確認せずに駅へと向かった一コマ。
降り立った駅は
若かりし頃よく訪れた
都心部の大きな公園前。
かつて笑いながら歩いた小道を抜け
この日は病院まで。
ちょっと重い足取りで落ち葉を踏みながら
鳥たちのさえずるのを見上げると
赤い葉と葉の間を
ヤマガラが行き来していました。
可愛いなぁ~としばし
そんなヤマガラを見ていると
ギーギー、キッキッ・・と
同じ木に聞き覚えのある鳴き声の主がして
見やると
日本一小さいキツツキ『コゲラ』がいました。
こんな都市部の公園にもいるんだぁ♡
写真は上手く撮れなかくて残念だったけど
また会えたらいいなぁ。
今年の秋は
遠出することも出来ずに
終わってしまいそうです。
でも
手の届く範囲にも
ちゃんと秋は巡ってきていて
私のための小さな喜びだって
忘れず
詰め込まれているんだと・・そう思う
落ち葉の小道でした。