タイトルは
うのはな くたし と読みます。
梅雨にはまだまだ早いこの時期にも
ながく雨が続くころがあり
そんな雨を
柔らかで真っ白な
卯の花を腐らせてしまうような雨
という意味合いで
「卯の花腐し」と呼ぶそうです。
我が家の卯の花もそう。
軒下にあるにもかかわらず
すでに
雨にその花弁を打たれて
落ちています。
まだまだ気温のギャップが激しくて
春とも夏とも受け止めかねる
日々のなかにも
初夏を思わせる便りは
いくつもいくつも
私宛にも
届いているようですよ
数日前の雨の中の写真を数枚
残しておきましょう。
ガクアジサイの変種
甘茶の花がいよいよ色づき始めました。
花祭りでお釈迦様にかける甘茶は
今年はたくさん花が咲いてくれそうです。
同じ雨の中で
クサカゲロウの幼虫は益虫。
アブラムシを食べてくれるそうです。
しずくとカゲロウの薄羽が
何とも涼しげですね。
庭守。ご苦労様でした
儚い命を謳歌してね。
しずくが似合う花といえば
アイリスの仲間たち
そして
花々のまとうしずくは
見つめていると
溜息がこぼれそうです
しずくの似合う花たちと
出逢う季節となり
いつのまにか
春を通り過ぎてきた
ということなのですね~~
仕事三昧だった
ゴールデンウィーク
それがようやく明けて
やっと来た我が家の2連休は
すっぽりと
雨の中の休日で
それはそれは
残念がる旦那さまでしたが(笑)
その隣で
長らく体調を崩していた私は
雨粒を愛で
雨音を胸に注ぐ時間に
とても癒された気がします。
雨に
閉じ込められたというよりも
そっと包まれた数日は
ともすれば
忙しくしていないことが
罪であるかのように
しゃにむに遊び切ってしまう私たち夫婦に
流れる時間の
たおやかさを
プレゼントしてくれたのですね。
うん。
そんな雨だったと思います。
雨を恵みに
朝顔が
ほら
芽を出しました。
このゴテチャのあとのプランターに
植える予定ですが
こんなに満開のゴテチャを見るにつけ
これが終わったら・・・なんて
考えていることもゴテチャに悪いくらいです(笑)
本当に艶やかに
たくさん咲いてくれています。
雨上がりの庭から
数本の花を切り出して
お隣のおばさんにプレゼントしてきました。
花の精が
塞いでいるおばさんを癒してくれますように
見上げる空が
きらきらに眩しい季節が
やって来るのだからね