ローマヨガフェスティバルに行ってきました。なんでも、ミラノなどヨガ人口が多く、イベントも開催されていたようなのですが、ローマでは初めてのことだとか。


ヴィッラ・パンフィーリというだだっ広ーい公園で開催されました。
いいところなのですが、今の家からは地下鉄とバスを乗り継いでいかなければならないので、なかなか行けないでいましたので、今日はいい機会でした。


見渡すかぎり緑の原っぱで、普段はそれこそピクニックやジョギングの人たちが来る所なのですが、その一角にヨガフェスティバルが。


時間ごとにいろんなヨガの体験参加あり、講演あり、踊っている人たちや瞑想している人たち、ショップコーナー、各ヨガ教室のチラシコーナー....
クンダリーニヨガ、ラジャヨガ、ハタヨガ、インテグラルヨガ、マントラヨガ、クリヤヨガ、その他いろいろ....


私もここ何年かヨガをやっていて、本もいろいろ読んだので、どれも奥の深い教えに基づくことは分かるのですが、ああ一気に並べられて紹介されると、なんだかごちゃごちゃ、という気がしないでもなかったです。
来る人も単なる「健康」や「ストレス解消」を目的ならいいでしょうけど、もっと精神的に深いものを探していると、あの雰囲気は「スーパーマーケット」でした。



それでも広い原っぱの中で深呼吸するのは、いい気持ちで、ヨガつながりの知人と(中には久し振りに)偶然会ったり、話ができたりしたのは楽しかったです。



日本でもヨガが流行っていると聞きますが、そのほとんどは健康美容目的の運動だと思います。
本当はそんなうすっぺらいものじゃないはずですが、それでも「流行る」ことによって、多くの人に「きっかけ」となるのはいい傾向なのだと思います。


また、そもそもヨガはヒンズー教に基づいているものの、こうして宗教に関係なく広まっていっていることも世界平和への前進だと思うし。


今日は多くの人たちが集まっていましたが、皆にこやかで、穏やかで、前向きな人たちのようなイメージを受けました。
街で見かける大声で怒鳴ったり不平不満をまき散らしたり、攻撃的な人たちからは遠い人種、というか。
そもそもヴィッラ・パンフィーリのようなところに行くと、誰でもリラックスして優しくなれるのかもしれません。