いちごの季節です。
日本では冬に食べるイメージですが、それはハウス栽培の苺で、ハウス栽培そのものが(あるのでしょうけど)見当たらないイタリアでは、いつも旬の物をそのときだけ食べる、という自然な食習慣なのです。
誰もクリスマスお正月の時期に季節外れの苺やメロンを食べたい、とは思わないのでしょう。そういう食に関しての「我まま」は日本独特な気もするし、だからこそ日本の食文化も今や、こんなに発達したのでしょうけど。
さて、苺には何をかけて、食べますか?
「牛乳をかけてつぶして食べる」なんてことをイタリア人の前でやったら「気持ち悪い」と言われかねません。
コンデンスミルク、イタリアにもありますが、あまり日本ほどポピュラーではありません。
イタリア人は普通「レモン」をかけて食べます。好みによっては砂糖や蜂蜜も加えて。
一粒を半分か1/4に切って、レモンと蜂蜜をかけたら「レストランで食べるデザート」みたいな感じです。
以前、テレビで、バスサミコ酢のCMをしていたのだけど、苺にかけているシーンがあって「ひえー、苺にバルサミコ!」と思ってびっくりしたのだけど、要するにレモンと同じく、すっぱい物をかけるのが一般的のようです。牛乳ではなく。
私は「苺にはシャンパンですね。」と言ってみたいところですが、実際は何もかけずに食べることが一番多いです。
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