イタリアではよく黒い人(だいたいはアフリカ人かバングラデシュなどのアラブ人)たちが、路上に商品を並べ、売っているのを見かける。

それは不法な商売なので、警察が来たら、彼らは商品を急いでまとめ、逃げていく。

それでもそういう方法でしか、生活していく道がない、という彼らを見ると、なぜ、イタリアは白人と黒人では職種も違ってくるのだろう、とよく思う。


実際は、彼らはその不法商売によって、けっこう儲かっているらしく、イタリア人に雇われて働くより、ずっといい、という話も聞いたことがあるけど。


よく見かけるのがプラダやグッチなどの偽物バッグ。もちろん買う方も偽物とは100も承知で、それでも単にデザインが気に入って安いからという理由で買うのであろう。


昨日の新聞で、海岸でその偽物バッグを買ったイタリア人が、「偽物を買った」という理由で、警察に200ユーロ罰金を支払わされた、というのがあった。200ユーロって、約3万円!

その上、そのバッグは一度も使われることもなく、没収されたのだとか。

売る方も不法なら、買う方も不法なのだ。知らなかった。私もCDとか買ったことがあるし。

偽物を買うときは、周りに警察がいないか、注意してください。