ジェラシー、といっても男女間のものではない。


友人のイタリア人(女性)はかなり大きなオフィスに派遣社員で働いていた。時給幾ら、契約何ヶ月でそのつど更新というかたちで、イタリア人の平均よりは多少高いお給料だったらしい。
この度、彼女は新しい職場が決り、それも彼女の専門分野での正社員。お給料含めた条件も、もちろん良くなる、という。
どうやって見つけたか、というと、知り合いのつて。イタリアはこれしかない

30代後半にして、10年以上かけて働きながら大学を卒業し、やっと自分の専門分野で自分のやりたい仕事につけた彼女、気持ちがわかるだけに、本当に「おめでとう!」と言いたい。

彼女がその話を私たち友人にしていると、そのうちの1人が
「その話、今の職場の人には、話したらだめだよ。」という。すると他の皆も
「ダメ、ダメ。皆、やっかむから。」
というので、へええ、と思った。


ここで、「人の幸運をやっかむなんて、どこも同じね」と思うか「やはりラテン系は嫉妬深いのか」と思うか、は自由だけど。


転職、栄転を知られたところで、やきもちやかれたところで、彼女を阻むものは何もない。
でも、もしそのジェラシーというマイナスのエネルギーが起こったとき、彼女の身に何か作用するのかもしれない、とも思った。
例えば美人で仕事も順調、特に女優さんなんか、目立つ職業の人たちは、そんなマイナスパワーバシバシ受け取っているんじゃないか、と思うけど、それを跳ね返すだけのパワーがあるからやっていけるんじゃないかな。
もっとも、結果としてはマイナスのエネルギーを抱いた本人自身へ「マイナスなこと」は戻ってくるのだろうけど。


ということはその逆もしかり。
プラスな感情を抱くこと、がすべての始まりとなる。(であろう)