10年以上、職人的リモートワーカーを続けている結良輪区です。

 

準備期間・情報収集

インボイス制が開始されると知り、自分の場合がどうなるのか判断しながら、2022年途中から会計ソフトを使い始めました(それまでの10年ほどは書籍付属の簡易ソフト(消費税未対応)を利用し青色申告)。

昨年末から、Freee会計の利用者が毎月参加できるモクモク会【オールfreeeデイ】へ参加したり、フリーランス協会が開催した、【確定申告アップデートポイントまるわかりセミナー】へ参加したり、インボイス制開始後の、確定申告の準備を自分なりにしてきました。

2024年の業務委託や売掛案件が昨年同様継続して入ってきている為、2023年の会計処理を早めに終わらせたいと、情報収集を含め早々に準備開始。2023年は常にインボイス制のことが頭の片隅にありました。何だかんだと、制度に対応する手続きと、適格請求書発行などの試運転をはじめた感じですね。

 

申告準備

インボイス制開始の10月以降の記帳は、それ以前と若干違う部分のみ注意し(制度が不安定で…、自分に該当する部分を見極め判別するのが難しい…)、確定申告はほぼ例年通りに入力。

消費税の部分については、今年度はFreee会計で今のプランで提供された無料ツールを利用して申告書を作成してみました。初回なので、今のところは2割特例を利用し(誰もが初の試み)、取り急ぎ、会計ソフトから引き継がれた情報で申告書作成。どの程度の消費税の支払いになるのかが大体把握できました。私は今のところ、取引先に仮払している源泉税の還付がある予定なので、その金額くらいまでなら、源泉税が戻ってこないものとして、消費税を払えばいいかなと考えていました。

この2つの税金は、税務署へ払っているのに、どちらかの還付金に相殺する訳でなく、別々に申告や処理や支払が必要になる。この仕組みを、国はもっとシンプルに、一元化したらいいのに…と思う…(基本、不親切)。同じ財布(金融機関)から、出したり入れたりみたいな印象で、納税者側への作業負担増が否めません。

消費税申告書のツールを利用してみたところ、今回は還付予定の源泉税額の1割程度の支払いで済みました。まあ、現状は2割特例を利用しているので、特例の期限が過ぎた場合、次は簡易課税制度を利用すると考えると、今より倍以上は消費税を払う事になる可能性があります。一般課税で処理するのと、手間と税額の負担により、どちらを選択するか判断するしかないだろうと思っています。

 

提出方法

例年の事ですが、今の所、e-taxは利用せず、提出のみ最寄りの税務署に行くことにしています。もしそこで、間違いや不備を指摘された場合は、期限までに修正して再提出をしようと思い、確定申告の提出期間が開始されてすぐに、提出できるように動いています。

今年は…、消費税の支払いがはじめてなので、2割特例で初めて支払う予定という事を、提出窓口と納税窓口に伝えました。期限内に必要手続きをやってしまえば、特に何も起こらず、スムーズに消費税の支払いまで完了することができました。

さて、税務署の相談窓口と提出窓口については…。
今年はe-taxの利用が推進され、最寄りの税務署は例年よりも相談や提出窓口の面積が狭められていました…。例年、提出窓口となっていた場所が、相談窓口となり…、
インボイス制開始後の税務相談を受け入れる場所の面積がかなり縮小されていました…(昨年までは上の階の1フロアが相談窓口となっていたのに…。)

という事で、税務署の入口から相談者があふれかえり、建物の外までかなり長い行列ができてしまっていました…。当日はとても寒い強風が吹いていた為、せめて建物内で並べるよう職員へお願いしている方もいましたが…。LINE予約をせずに来た方は、外で並んで待つしかないと…、冷たい回答が…。デジタル弱者に対しては、不親切な対応の印象…。申告書提出のみの受付窓口については、受付開始時期は例年通りすいていました。

私の場合は、スマホと税金支払いを紐づけたくない為、提出と支払のみ直接税務署に行くようにしています(職員さんの態度や様子によっては、支払いだってしたくなくなりますね…。)。

また、昨年まで相談窓口だった1フロアについては…、驚くことに、納税窓口へと変えられていました…(税金徴収には積極的)。納税する空間を広げたとは…、納税こそe-taxを推進して、申請内容が間違っていない事を確認できれば、後払いでもいい事をもっと説明した方が印象はいいですね…。新しい制度で、申告処理や相談が多くなる事が分かっているのにも関わらず、相談窓口が縮小され納税期限が例年通りというのは、何か腑に落ちません。

 

個人的感想

近年、国が何でも増税しまくって、暮らしにくさが倍増しているにも関わらず…、
集めた税金は何に使われているのかも分からない状態で、国会議員は正しく収支報告もせずに使途不明金があり得ない金額で…、裏金が当たり前の状態で…。

何の説得力もない行動をする議員や、その制度の中にある公務員さんの働きも、国民からの信頼は失墜している状態で…。
税金を払おうとしている人達に対しての環境の悪さは、何なのだろうかと感じつつ…。(小金しか稼げない民からは、取れるお金はないと思いますが…。)

取り急ぎ、私の場合はやれと言われている事を、最低限に最短の時間内で、処理してしまいたいなぁと考えています(自分のタイパをUPする)。さっさと合法的、正攻法で進めて、非の打ち所がない状態にしておけば、説得力に欠ける人たちから何か言われる筋合いはないなーと思っています…。

どの税金についても、使い道が国民の為になっているか/いないか、その証明もできていないという事(財源を徴収する納税者へ、報告なしでいいという事自体が意味不明…)、官の会計状況の全てが明らかにされていないって事に、不信感しか感じないのが、現在の日本かもしれないですね…。過去最高の税収額でも、国外へばら撒かれて、国民への還元率は少なく…。(官の運営をお任せできるような、信頼が厚い人達はいるのか?)

国民のために働いてくれる公の人というのは、表向き役割を果たしているように見せていますが、実際には日々新たに起きているタスクを達成している人がどこにいるのか?と思うくらいなので(不便な事が多いまま…)、黙って税金を支払う代わりに、厳しい目で見続ける必要があると思っています。

その税金は、誰の何に使われているのですか?と、追及しつづける事、辻褄があっているのか確認する事、徴収された税金の行方についても、民側が関心を持ち続ける必要があると思っています。

 

結良輪区