結局その場は
なぜか冷静なユウの態度と私の異様な取り乱し方の温度差に
時間がたてば落ち着いて、事は収束していた。
確かに。
今回は私が悪いと思う。
ユウは明日も出勤。ココのところ休みらしい休みもない。
大好きな釣りにも行けてはいない。
そんなストレスの中で、前回の大喧嘩もあったせいか
私に気を使ってくれていたのに。
でも
あのときユウが一言でも
「ゆらこはゆらこなりに頑張っている」と
お義母さんに言ってくれてたら・・・
結局、私の入籍したくない理由はこれなんだなって再認識した。
【ケイちゃんの母親になるためにここに来たんじゃない!って】
それを一番理解して欲しいユウに
あんなふうに母親母親って言われたくはないのだ。
次の日。
私はケイちゃんの幼稚園の草刈作業にボランティア参加。
その合間に大おばあさんのお世話・・・食事と病院への送迎。
大おばあさんは「床ズレ」がなんとお尻に出来てしまって
その処置の説明を先生と看護婦さんから受けた。
結局それは私の仕事になるのだが。
そんなこんなでバタバタしていた。
そんな中
彼から何度も携帯に連絡が来る。
幼稚園でも、車の中でも、病院でも
私はそれをきちんと取らなくてはならない。
私の様子をいちいち聞いてくる。
たいした用事もないくせに
はっきり言ってすごく迷惑。
最後の電話で彼はこう言った。
「○○まで迎えに来て」
○○とはここから1時間くらい車で走らないといけない
しかも山の中。
いつもは会社の部下に運転させるのに・・・。
でも命令は絶対だから。
私はおばあさんを家に降ろすと
その足で彼の元に向った。