白川郷ビオトープ        

 先日、(本ブログ運営者の私は)アルプスの立山、黒部ダム、上高地、白川郷と2泊3日の小旅行に行ってきました。どの場所も素晴らしい景色ばかりでしたが、とりわけ「ゆらぎ」に関連していると思った白川郷について紹介させて頂きます。
 

 白川郷と言えば茅葺き屋根の民家の集落で有名で、世界遺産にもなっていますね。茅葺き屋根の民家が点在している集落はとても価値があるものだと思いましたが、実はその茅葺き屋根の民家の周囲の風景が大変気に入りました。家の周囲の庭に相当するような場所に小さな田んぼを作ってられるのです。田植機が入らないような広さですが、水田なので当然水が張れるように周りは土で固めてあり、そこには様々な野草が自由に育っていました。まだ田植えして間もない時期だったので、水面に反射する光のゆらめきが心地良かったです。あちこちにこのような田んぼがありました。
 

 田んぼの周囲には幅が30㎝前後の小川が流れており、それは地面を筋状に掘って作られたようなものでした(水が集まる所はコンクリートでできた水路になっていますが)。また、小川の水を引き込んだ畳一畳ほどの池もあり、いろいろな水棲の生き物がいそうな感じでした。。
 

 小さな田んぼ、地面を掘って作った小川、水の流れる音、茅葺きなど、正にビオトープと言えるでしょう。このように、白川郷には十分な心の安らぎを与えてもらい、「ゆらぎ」を堪能させて頂きました。                                            以上