とりあえず コーヒーを淹れて

 

 あぁいい香り。チョコレートみたい。

 甘そうなのに口に含んでみると 勢いよく苦みが。

 その影に隠れて ほんのりと酸味も感じる

 

という感じで

感想をまとめてみる、でもなんでもいいから

とにかく真摯にコーヒーを味わう。

ただただそれだけに集中する。

 

 

渦巻く気持ちを真正面からどうこうするのではなく

五感を駆使し、まるごと、別のものごとに移す。

いま目の前にある物質に向けて徹底的に移すつもりでやる。

 

 

たとえば、誰かの仕草や発言で

なんだかもやもやしてしまったとき。

 

自分ではどうしようもないと理解していても

気にして気にして気にして気にしまくって

消耗しきった自分がいることにふと気付く……

 

ほっとけばいいことだと頭ではわかっているのに

ほっとけば自分の心の中に不愉快ばかりがぐるぐると渦を巻く。

 

困ったことに、こんな事象が

わりと結構な頻度であるんです。泣

 

 

 

でも、

いつだってどこにいたって、その気になれば

華麗に気分を変えられるのだと 

自分なりに手応えを持つことができたら。

 

それは、世知辛い環境にどっぷりと浸りがちなとき

すみやかに止まり木を用意できる、という

ひとつの強みになるのでは。

 

そんな類の無敵感もあると思う

今日このごろです