暖かくなると、毎年わたしが待っている客、燕さん。
子どもの頃、祖母から、燕が来ると家が安泰だと聞いた。
火事にならないとか、不幸が無いとか。
一人暮しだった母と暮らすようになって、特に燕が待ち遠しい。燕が来ないからと、必ず不幸があるわけではないが、来ると、今年も母は元気でいてくれそうでほっとする。
今年も燕はやって来てくれた。

わが家の燕の巣は古い。私の結婚前に5つあったのが、1つ壊れて4つは残っている。春に帰ってきた燕は、新しい巣を作らず、すでにある巣に卵を産む。修理をしながら使うのか、長持ちするものである。



まねかれざる客も先日やってきた。夜中に寝室に現れた百足🐛。孫が大騒ぎするので、夫も起きてしとめた。昨年、何度も寝室に侵入し、夫の顔をはい、手をはい、足をはい、私も何度も起こされた。夫と孫は「もうこんな家嫌だ」とため息をついた。家の周りに薬を撒けばよいと教えられたが、猫も鶏もいるので、事故の無いよう薬は使っていない。寝室には、🐛よけの薬を置いていたが、孫は寝室に猫を入れるので、薬が置けない。孫よ、覚悟して寝よ。