女帝1-24 | ホテルの本棚 to 支配人の黒日記

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カフェの漫画蔵書のレビューがメインです。何買って何読んだのか良く分からなくなるので、備忘録兼用です。まあ黒い日記も時たま書いてます。

ホテルの本棚 to 支配人の黒日記女帝 1 愛蔵版 (1) (ニチブンコミックス)中毒度星星星
女帝1-24。1DAY一気読みです。ハイ。人としてダメです。w。
面白いのですが銀座=影の世界=国を動かす。な話でしてメインが任侠っていうか、心根が美しく正直にやっていれば大変なことがいっぱいあってもうまく行くみたいなお話しでして、ジャパニーズドリームって言うんでしょうか?ある意味ご都合主義な面が目立ってしまうのですがその分主人公を痛めつけるわけでバランスをとっているという感じの面白いお話でした。銀座のクラブのママになるまではまさに成り上がりの物語なんですが、主人公の出生の秘密が明かされたりした後はなんか、なーんだかんだいってサラブレッドじゃないの?みたいなかんじもするんですけど。周りの人みんな癌で死にすぎなのとかちょっと鼻につくんですが(うちの母もそうでしたが)主人公に関わってる人がガンガン死んでいくわけですよ。癌で。ほかに死因ないのかってくらい、癌なんです。ふつうに癌も寿命っていうかそういうモンなんでしょうか。このお話続きがきちんとありまして、女帝 花舞って舞台は京都に移る訳ですけど(今度娘で)そっちのほうは数年前に漫画喫茶でやっぱり一気読みしてまして、ああ、お母さんの伝説てのはこれなのね。と自分の中で自己完結しましたです。点と点がつながって線になった感じ。夜王もおもしろいのでシリーズであるといいのでしょうが、どうも文学畑で軟弱なんで(思想が)。本棚に倉科さんシリーズであるとものすごくべたべたした人のような気がしてちょっといやです。喜平の18金ネックレス(太め)とベルベットな感じが非常にインテリ風味を抹殺してしまうので。。。まあ、おもしろいもんは面白いんだからしょうがない。ってかんじでホテルの本棚としてはよろしいのじゃないかと。。。任侠&水商売ばっかりあるとこれはこれでちょっと。。アレですが。。。