前回は鍼の種類について話したので次は鍼治療について簡単にですがお話したいと思います。鍼の流派とか治療方法とかいろいろありますが私は北京堂という鍼灸院で鍼を学んだのでそちらの鍼治療をしています。

鍼治療方法~ぎっくり腰、座骨神経痛、腰痛~

腰に使う鍼は前回の鍼の種類でも述べたように主に3寸と2寸5分の日本鍼を使います。治療する箇所は大腰筋L1~L5と中殿筋・小殿筋です。大腰筋は体格にもよりますががっちりした男の人だとL1~L2くらいまでは2寸5分、女の人もL1~L3くらい2寸5分のステンレス鍼で背骨からだいたい3~4㎝離して蕀突起間に刺入します。下のL4~L5は3寸鍼で刺入します。

腰が悪い人は電気が走るようなビーンとした感じとズシーンとした重たい感じがします。初めての患者さんはこれが怖くて嫌だと言う方も居られるんですがキツイのは初めだけで3~4回くらいすると慣れます。慣れるというか一回目でだいたい腰が軽くなったとか楽になったという感覚がおこり、あの鍼ちょっときついけど調子良くなったしもう一回いってみようかな…という気になります。これはあくまで自分が体験して思ったことですが。私も腰が痛いというか脚がしびれてた時があったんですが触診してもらった時先生に「あんた股関節が悪いよ。治さないと人工関節になるぞと」怖いこと言われてしまい。それで人工関節は嫌だ、治してくださいと頼んで鍼打ってもらったんですが初めはかなり重たいしズンズンくるしヒィヒィ言ってました。ですが治療して2日目くらいから胡座かくと痺れてた脚がラク&痺れなくなったということがありました。悪くないと刺しても痛くないんですが悪いとめっちゃズーンとして初めはきついです。ちょっとでも痛いと思ったらすぐに治療した方がいいです。その方が治りも早いです。

早い人だと3回で良くなる人もいれば長年ぎっくり腰や慢性腰痛だとちょっと時間がかかります。ぎっくり腰はなったその日に治療する方がいいです。すぐに治ります。

股関節治療は中殿筋・小殿筋に刺すんですが主に大転子の周りに付いてる筋肉が硬くなってるのでそこを柔らかくしてあげるために打ちます。硬い人がほとんどなので中国鍼を使って打ちます。股関節が悪くなってるのは女性の患者さんに多いです。あと腰に鍼をすると冷え性が治ります。

鍼を打ち終わったあとはお灸をします。鍼で筋肉を弛緩させ鍼で筋肉に新しい酸素や血を入れてるとこに補助でお灸をしさらに血の流れをよくします。体も温まって気持ちがいいです。